シギ・チドリ類 繁殖・生態
「シギ・チドリ類ハンドブック」(氏原巨雄・氏原道昭/著)に掲載されている種名・国内未記録種を参考に、
2012年10月20日現在のシギ・チドリ類の記録種数を知り得る範囲でまとめました(2019.11.21更新))
日本で記録されたシギ・チドリ類 78種
日本で記録される可能性がある未記録種 10種
三重県で記録されたシギ・チドリ類 65種
(シギ科45種/チドリ科12種/セイタカシギ科2種/ミヤコドリ科1種/ヒレアシシギ科2種/ツバメチドリ科1種/レンカク科1種/タマシギ科1種)
三重県未記録種 23種
日本国内で繁殖するシギ・チドリ類 13種。
三重県中部で繁殖を確認 7種(↓の青字)
□シギ科5種(アカアシシギ、イソシギ、ヤマシギ、アマミヤマシギ、オオジシギ)
□チドリ科4種(コチドリ、イカルチドリ、シロチドリ、ケリ、)の4種。
□他の3科3種(セイタカシギ(セイタカシギ科)、タマシギ(タマシギ科)、ツバメチドリ(ツバメチドリ科))
| 色 | は三重県で記録された種 | 色 | は三重県未記録種(一部亜種も含む) | 参考: シギ・チドリ類ハンドブック、日本動物大百科3鳥類1、原色日本野鳥生態図鑑水鳥編 |
| 種名 | 繁殖地 | 越冬地 |
| ケリ | ユーラシア大陸極東部の中国北東部からウスリー南部、日本列島に | 日本列島から中国南部、ミャンマーにかけて越冬。日本では本州の中部以北で夏鳥として繁殖。 |
| 限られて繁殖分布。繁殖期は3-6月。三重中部でも繁殖・越冬する。 | 兵庫県あたりが南限。本州中部に多く一部が越冬する。 | |
| 卵は普通4個。孵化後親鳥に誘導されて縄張りを中心に行動し、約50日ほどで縄張りを離れ、以後は家族群を作って行動する。秋には付近の家族群(10-20羽)と群れを作る。 | ||
| タゲリ | ユーラシアの北・中部で広く繁殖分布する。繁殖場所は草原や湿地など | 冬はユーラシア大陸南部に渡る。日本には冬鳥として飛来。北陸地方で数例の繁殖記録がある。 |
| 卵は普通3-5個、普通4個。孵化後35-36日で飛べるようになりその後は家族群で行動する。 | ||
| 三重では繁殖は確認されていない。冬鳥として飛来。 | ||
| ムナグロ | ユーラシア北部・北アメリカ北部のツンドラで繁殖。繁殖期は6-7月頃。 | ヨーロッパ・アフリカからインド、東南アジア・オセアニアの海岸で越冬 |
| 一部は本州中部以南で越冬する。沖縄では多く見られる。三重でも越冬が見られる。 | ||
| 沖縄県那覇周辺で1970年代には数万羽が確認されていたというが1990年代以降は数百羽ほど。 | ||
| アメリカムナグロ 国内未記録種? |
アラスカ、カナダ北部、バフィン島、などの北アメリカ北部、ウランゲリ島などベーリング海峡の西部で繁殖。 冬季南アメリカに渡りアルゼンチンなどで越冬する。。 | |
| 沖縄県の金武町など国内で数件の記録があるとされるが?。国内未記録種の可能性もある。 | ||
| ヨーロッパムナグロ 三重県未記録種 |
ヨーロッパ各地、西アジアで繁殖。 | 冬は南ヨーロッパや アフリカ北部に渡る。 |
| 2011年沖縄で初記録 | ||
| ダイゼン | ユーラシア北部・北アメリカ北部のツンドラで繁殖。繁殖期は6-7月。 | ヨーロッパ・アフリカからインド、東南アジア・オセアニアの海岸で越冬 |
| 日本には旅鳥として春・秋に飛来するが春の方が多い。越冬個体数はそれほど多くないが | ||
| 三重でも越冬が見られる。 | ||
| メダイチドリ | ユーラシア大陸中央部から東北部にかけてタムリ盆地、東バイカル湖、カムチャカ半島、チュコート半島、などに点々と不連続で繁殖分布。 | |
| 繁殖地は亜高山帯や高山帯の湖沼岸、地衣類や草本、灌木が生えるツンドラなど。 東アフリカからインド、東南アジア・ニューギニアなどで越冬。日本では関東以南で少数が越冬。 | ||
| 三重でも少数が越冬する。2011年の雲出川河口での越冬数は6羽。 | ||
| オオメダイチドリ | 中央アジアからトルコにかけての草原地帯で繁殖 | アフリカ・東南アジア・インド・中東・オセアニアなどで越冬。南西諸島で少数が越冬する。 |
| 多くの亜種があるが国内に飛来するのはどの亜種かは不明。 | ||
| 三重では旅鳥、越冬記録はない。 | ||
| オオチドリ | モンゴルから中国東北部で繁殖 | インドネシア・オーストラリア北部で越冬。 |
| 繁殖期は4-7月で内陸の砂漠や乾燥した草原で生息。卵は3個。 | 稀な旅鳥。三重県南牟婁郡と名張市で記録がある。 | |
| コバシチドリ | ユーラシアの北極圏のツンドラや内陸の山岳地帯で繁殖 | 北アフリカ・中近東で越冬。 |
| 繁殖期は5-7月で高緯度地方のツンドラや草類やコケ類の生えた場所。 | 稀な旅鳥だが三重県津市でも記録がある(1995.10.21) | |
| 卵は普通3個。 | ||
| ハジロコチドリ | ユーラシア北部・アイスランド・グリーンランドなどで繁殖。 | ヨーロッパ・アフリカからインド西部の海岸で越冬。 |
| 日本にはユーラシア北部で繁殖し地中海・アフリカ東部から北西インドで越冬する亜種が飛来する。 | ||
| 各地の干潟、湿地、水田などで稀に記録される旅鳥または冬鳥。三重県津市でも越冬記録がある。 | ||
| ミズカキチドリ 三重県未記録種 |
アラスカ、カナダ北部など北米大陸で繁殖。 | 冬季は北アメリカ南部、中南米の沿岸で越冬。 |
| 稀な珍鳥で愛知県で初記録、三重県での記録はない。 | ||
| コチドリ | ユーラシアに広く分布しヨーロッパから極東地域で繁殖。 | アフリカからインド、東南アジアで越冬。日本にはユーラシアで繁殖する亜種が分布。 |
| 繁殖期は4-7月。河川敷・砂浜海岸・埋立地など。 | 国内に広く分布・繁殖するが北日本では繁殖後暖地に移動する。神奈川、千葉、愛知などに越冬例。 | |
| 卵は2-4個、約3週間の抱卵で孵化。 | 三重県中部でも越冬の可能性が大きい。 | |
| イカルチドリ | ユーラシア東部に分布・繁殖し、国内でも広く分布し繁殖する。 | 極東から東南アジアにかけた地域で越冬。国内(北日本)では繁殖後暖地に移動する。 |
| 繁殖期は4-7月。河川の中州・河原などで繁殖。 | 南西諸島では稀な冬鳥。越冬北限は太平洋側で青森県、日本海側では新潟県での越冬記録がある。 | |
| 卵は普通2-3個。 | 津市近郊でも繁殖・越冬する。 | |
| シロチドリ | ユーラシアに広く分布し繁殖。 | 極東地域で繁殖するものはインド、東南アジアで越冬。日本にはユーラシアで繁殖する亜種が主に分布 |
| 繁殖期は4-7月。砂浜海岸、河川敷、などで繁殖 | 北日本では繁殖後暖地に移動。東京湾から有明海で個体数が多く、南西諸島以南では多くない。 | |
| 卵は2-3個で約3週間で孵化する。 | 三重県中部でも繁殖し年中見られる。 | |
| フタオビチドリ 国内未記録種 |
最北端を除く北アメリカの全域で生息。テキサス州では留鳥。 | 冬季は南米に渡るものもいる。メキシコ、ペルー、チリ。 |
| 国内未記録種。 | ||
| キョジョシギ | ヨーロッパから北アメリカの北極海沿岸のツンドラ地帯で繁殖 | 南アジア・オセアニア・アフリカ・中南米で越冬。 |
| 繁殖期は5月下旬から8月上旬。 | 沖縄ではサンゴ礁の海岸などで越冬する群れがいる。三重中部の海岸で少数の越冬がある。 | |
| 卵は約4個。抱卵期間21-23日。大量に発生するハエの成鳥や幼虫を主な食べ物とする。 2011年津市の海岸では6羽が越冬。 | ||
| クロキョウジョシギ 国内未記録種 |
北アメリカ、アラスカの南西沿岸で繁殖。 | アラスカ南東部からカリフォルニア、 メキシコに渡り越冬。 |
| 国内未記録種。 | ||
| ヨーロッパトウネン | ノルウェー北部からスウェーデン、シベリアの沿岸域や島で | 冬季アフリカの沿岸域やアラビア半島からインドの沿岸域で越冬。国内には迷鳥として稀に飛来。 |
| 湖沼や川が点在するコケ類や藪が豊富なツンドラ地帯で6月ー8月頃繁殖 | 三重中部でも数は少ないが渡り期に稀に見られる。 | |
| 繁殖生態の詳細は不明 | ||
| トウネン | シベリア北部のタイミル半島からレナ河口、ベーリング海沿岸、 | 東南アジア、オセアニアの海岸部で越冬。九州や沖縄では数羽から数十羽の越冬が見られる。 |
| アラスカ北西部で繁殖。ツンドラの草地や苔地で5月下旬ー7月下旬に繁殖 | 三重県中部では春の渡りより秋の幼鳥群の渡りが多い。 | |
| ヒレアシトウネン 国内未記録種 |
アラスカ、カナダ北部で繁殖。 | 南アメリカで越冬する。 |
| 国内未記録種。 | ||
| ヒメハマシギ 三重県未記録種 |
アラスカの北部、シベリアのチュコート半島で繁殖 | アメリカ南部や南アメリカの沿岸部や河口域で越冬。 |
| ツンドラ地帯で5月から7月集団で繁殖。 | 稀な迷鳥。主に秋の渡り期に千葉県の谷津干潟を始め各地の干潟や河口で確認されている。 | |
| 三重県では未記録。 | ||
| ヒバリシギ | シベリアのオビ川からオホーツク海にかけての内陸部と考えられている。 | 主に東南アジアで一部はオーストラリアで越冬。 |
| 山地のツンドラや低地の開けた湿原で6月上旬ごろ巣を作り始める。 | 沖縄では少数が水田で越冬する。2011年愛知県でも越冬を確認。 | |
| 三重県では旅鳥。 | ||
| アメリカヒバリシギ 国内未記録種 |
アラスカからカナダ北部にかけての高緯度地方で繁殖。 | メキシコ、カリブ海諸国からブラジルなどの南アメリカ北部地域で越冬。 |
| 北アメリカの北極圏に近い海岸や内陸部のツンドラや湿地で営巣(5-8月) | 越冬地では開けた海岸や干潟で群れになって採餌。 国内未記録種。 | |
| オジロトウネン | スカンジナビア半島の北部沿岸域からシベリア北部にかけて繁殖。 | 冬季はアフリカ東部からインド、東南アジアの沿岸域、湿地、河川の泥炭地で越冬。 |
| 繁殖期は5-8月 | 数羽から20羽程度の小群が春・秋の渡り期、及び冬に記録されている。 | |
| 三重県松阪市の河川でも毎年少数が越冬する。 | ||
| アメリカウズラシギ | シベリアの沿岸部からアラスカやカナダ及び北部の島々で繁殖。 | 南アメリカのボリビア南部や北部アルゼンチン、パラグアイまで渡り越冬。 |
| ツンドラ地帯や植物に覆われた湿地などで繁殖 | 一部はオーストラリアやニュージランドまで渡る。 | |
| 2010年愛知県安西市で越冬を記録。三重県での越冬はない。 | ||
| ウズラシギ | シベリア北部のヤナ川からコリマ川にかけての北極海沿岸で繁殖 | パプア・ニューギニア、オーストラリア、ニュージランドなどで越冬。 |
| 5月下旬から7月にかけて草や苔、地衣類の繁茂するツンドラで繁殖 | 旅鳥。 | |
| ヒメウズラシギ |
シベリア北東部からアラスカやカナダの北部、バフィン島北部や | 南アメリカのエクアドル南部、アルゼンチンなどで越冬。 |
| グリーンランドの北西部などで繁殖。詳しい繁殖生態は分かっていない。 | 2012年10月10日 津市で記録。 | |
| コシジロウズラシギ 三重県未記録種 |
カナダの北極圏で繁殖し、アラスカでも少数繁殖。 | 冬は南アメリカへ渡る。 |
| 2006年に神奈川で初記録。三重県での記録はない。 | ||
| チシマシギ | アラスカ西部、シベリアのチュコート半島、アリューシャン列島などで繁殖 | アメリカの西海岸、千島列島などで越冬するとされている。 |
| 生態個体数、繁殖生態、生態など詳しい事は分かっていない。 | 日本では岩礁海岸や防波堤などで採餌。利根川河口で越冬の記録がある。三重県での記録はない。 | |
| 2019年11月21日 明和町で記録 | ||
| キリアイ | スカンジナビア半島の中部から東部にかけての地域で主に繁殖。 | 中東からインドにかけての海岸で越冬。 |
| シベリア北部に点在する繁殖地についての詳細は不明。繁殖期6-7月 | シベリア北部でも繁殖するがこれらの鳥は東南アジア、オーストラリアで越冬。 | |
| 卵は4個。 | 三重中部では秋の渡りでは毎年飛来がある。 | |
| ハマシギ | ユーラシアから北アメリカにかけて北極海沿岸の広い範囲で繁殖。 | 日本、中国南部、中東、地中海、北アメリカ東西両海岸など赤道より北部で越冬。 |
| 海岸の草地やツンドラの沼沢地、高原の湿地などに営巣。4月下旬ー8月。 | 渡来数の多い種。主に本州以南で多数が越冬する。 | |
| 卵は4個、抱卵期間22日。 | 三重県中部でも500-1000ほどの越冬が見られる。 | |
| サルハマシギ | 中央シベリアの北極海沿岸で繁殖。 | 西ヨーロッパを経由してアフリカに至るのが主な渡りのルート。インドネシア、オーストラリアでも越冬。 |
| 6-7月に湿ったツンドラの草地の窪みに営巣する。 | 三重でも毎年見られるが渡来数は少ない。旅鳥 | |
| 卵は4個。繁殖期にはハエ類の幼虫が主な食物。 | ||
| ミユビシギ | 北極海に面する半島や島嶼で繁殖 | オーストラリア、南アジア、中東、アフリカ、南北アメリカなど。北半球低緯度から南半球まで広く分布。 |
| 6月中旬から7月中旬に営巣する。 | 本州中部以南で越冬が見られる。三重中部の海岸でも毎年数百羽が越冬する。 | |
| 卵は4個、抱卵期間23-24日。ハエや蚊など昆虫の幼虫が主な食べ物。 | ||
| ヘラシギ | ロシアのベーリング海沿岸、特にチュコート半島岸で繁殖。 | 中国南西部からマレー半島、インド南西部にかけての地域であるがよく分かっていない。 |
| 6-7月、海岸部のツンドラにある淡水池の近くの草地に営巣する。 | 秋季は8月下旬ー10月初旬に三重中部でも見られることがあるが春の記録はない。 | |
| コオバシギ | 北極海の半島や島嶼で繁殖するがカナダ側に多くロシア側に少ない。 | カナダ側で繁殖した鳥は中南米、西ヨーロッパへ、中央シベリアの鳥は西ヨーロッパを経てアフリカへ、 |
| 内陸の砂礫地や苔、地衣類の繁茂する場所に6-8月に営巣する。 | 東シベリアからはオーストラリアへ渡る。 | |
| 卵は3-4個。抱卵期間21-22日。地上性の昆虫類やスゲの種子などを食す。 | 三重では秋季には数羽から十数羽が見られるが、春季は稀。 | |
| オバシギ | 北東シベリアが繁殖地と考えられるが詳しい事は分かっていない。 | 繁殖後はオホーツク海岸などで見られ東南アジア、オーストラリアなどに渡って越冬。 |
| 営巣場所は山地でまばらに草や苔の繁茂する礫地と考えられている。 | 三重県中部の海岸にも旅鳥として飛来する。 | |
| アライソシギ 国内未記録種 |
アラスカのツンドラ地帯の岩場などで繁殖。 | 北アメリカ、南アメリカの太平洋沿岸にて越冬。 |
| 国内未記録種。 | ||
| アシナガシギ 三重県未記録種 |
アラスカの北部からハドソン湾北西部にかけての地域で繁殖。 | 南アメリカ中央部で越冬。 日本で3例の記録がある 迷鳥。 |
| 6-8月、開けて乾いたツンドラで巣を作る。 | 三重県中部の記録はない。 | |
| 卵は2-5個。抱卵期間20-21日。 | ||
| コモンシギ | アラスカ、カナダの北部のツンドラで繁殖。 | アルゼンチンの草原で越冬。 |
| 6-8月、乾いたまばらな草地など比較的内陸部で営巣。 | 迷鳥として稀に飛来。三重県志摩市で2008年9月に記録。2012年9月に松阪市でも記録。 | |
| 繁殖期は6-8月。 | ||
| エリマキシギ | ユーラシア北部の沿岸から内陸部まで広い範囲で繁殖。 | 主にアフリカに渡るが中東、インド、ミャンマー、オーストラリアの一部でも越冬。 |
| 5-8月に低地の淡水湿地や湿った草地に営巣。 | 旅鳥として春秋に飛来がある。愛知県でも少数の越冬が見られる。 | |
| アメリカオオハシシギ 三重県未記録種 |
カナダ中央部の東海岸から西海岸にかけての比較的低緯度の地域で繁殖 | 越冬地はメキシコ湾から中央・南アフリカ北部の海岸地帯。 |
| 5月下旬から8月上旬に低地にある開けた湿原で営巣する。 | 日本では数例の記録があるだけの迷鳥。 | |
| 卵は4個。抱卵期間は約21日。繁殖地ではハエ類の幼中やサナギが主食。 | 三重での記録はない。 | |
| オオハシシギ | 北東シベリアの北極海沿岸、アラスカ西海岸で繁殖。 | 合衆国西海岸からメキシコ、メキシコ湾にかけての地域。 |
| 繁殖場所はツンドラの湿原や池沼の周りの草地。 | 比較的稀なシギであるが1960年ころから増える傾向にある。 | |
| 少数の越冬が三重でも見られる。2011年は伊勢市で2羽が越冬。 | ||
| シベリアオオハシシギ | オビ川やバイカル湖付近、モンゴルなどでの繁殖が知られている。 | インドネシア、オーストラリアなどの一部で越冬。 |
| 5月下旬から低地の湖沼の周りの草地で営巣。 | 稀なシギで記録は少ないが北海道から沖縄まで記録されている。三重でも記録がある。 | |
| 卵は2個。抱卵期間22日。 | ||
| カラフトアオアシシギ | サハリン北部での繁殖が知られるのみ。絶滅が心配される世界的な希少種 | マレー半島、タイなどに渡り越冬。 |
| 繁殖地では湿原中の草の根元や湿原に近い針葉樹林の林縁で繁殖。 | 春・秋に通過する稀な旅鳥。 | |
| 卵は普通4個、詳しい生態は不明。 | 三重県松阪市でも記録がある。 | |
| ツルシギ | ユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖。 | 東南アジア、アフリカに渡り越冬。 |
| ツンドラの湿原に枯れ草などを集めて皿型の数を作る。 | 日本では春に比べ秋の渡りは数が少ない。秋は別コースで大陸沿いを南下すると考えられている。 | |
| 春の渡来が早く2月-3月初旬には第一陣が見られる。 | ||
| アカアシシギ | ヨーロッパ東部、中央アジア、中国東北部で繁殖。 | アフリカ、インド、東南アジアで越冬。 |
| 北海道東部の湿原で少数が繁殖する。 | 三重でも越冬記録がある。 | |
| 卵は普通4個。雌雄交代で22-25日抱卵。 | ||
| コキアシシギ 三重県未記録種 |
北アメリカ北部で繁殖。 | 中央・南アメリカで越冬。 日本ではごく稀な迷鳥として数回の記録がある。 |
| 卵は普通4個。湿原に近い針葉樹林の林縁に集団営巣地をつくる。 | 三重での記録はない。 | |
| コアオアシシギ | ヨーロッパ南部、中央アジアで繁殖。 | アフリカ南部、インド、オーストラリアで越冬。 |
| 卵は普通4個。湖沼や湿地の周辺に枯れ草を集め巣を作る。 | 日本は渡りのコースからやや外れためか単独か数羽程度の群れが多い。。 | |
| 三重中部では旅鳥、越冬記録はない。 | ||
| アオアシシギ | ユーラシア大陸北部で繁殖。 | アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアで越冬。 |
| 卵は普通4個、抱卵期間は22-26日。約一カ月で独立する。 | 春より秋の渡りで見ることが多い。春は大陸沿岸を北上すると思われる。 | |
| 日本でも一部が越冬する。三重中部でも越冬記録はある。2011年は伊勢市で4羽が越冬している。 | ||
| オオキアシシギ | 北アメリカ北部、アラスカで繁殖。 | 中央・南アメリカで越冬。日本では極めて珍しい迷鳥として数例の記録がある。 |
| 卵は普通4個。繁殖地では湿原に近い針葉樹林の林縁で繁殖。 | 三重県松阪市の櫛田川で記録がある(1976.10.11) | |
| クサシギ | ユーラシアの北・中部で繁殖。 | 冬はアフリカ、中国、インドなどに渡る。 |
| 卵は普通4個、主に♀が抱卵する(22日ー23日) | 日本には旅鳥・冬鳥として飛来。 | |
| 湿原に近い針葉樹林で繁殖する。 | ||
| コシグロクサシギ 国内未記録種 |
アラスカ、カナダで繁殖。 | 中央アメリカ、南アメリカで越冬する。 |
| 繁殖域はカナダ全域で,アメリカ中央〜東部で普通の旅鳥です | 日本では未記録種。 | |
| タカブシギ | ユーラシア大陸北部で繁殖。 | アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアなどに渡り越冬。 |
| 繁殖地では湿原に近い針葉樹林の林縁に繁殖、樹上の小鳥の巣も利用する | 日本では春秋に通過する旅鳥で、一部は越冬する。 | |
| 卵は普通4個。雌雄交代で22-23日抱卵する。 | ||
| キアシシギ | 中央ロシア、シベリア東部、カムチャカからアラスカにかけて繁殖。 | 東南アジア、フィリピン、オセアニアに渡り越冬。 |
| 南西諸島の干潟、サンゴ礁、岩礁などの海岸で普通に越冬。 | ||
| 三重での越冬記録はない。 | ||
| メリケンキアシシギ | アラスカ西部にかけて繁殖。 | カリフォルニアからメキシコに西岸、南太平洋の島々、オセアニアなどに渡り越冬。 |
| キアシシギは主にユーラシア、主にシベリアで繁殖し、西太平洋沿岸で越冬 | 国内でも利根川河口の干潟などで少数越冬した記録がある。南西諸島以南では越冬するものがいる。 | |
| 旅鳥で春の渡りで観察されるが少ない。愛知県渥美半島に少数が飛来する。三重南部で記録がある。 | ||
| イソシギ | 日本全国、九州以北に繁殖。繁殖地では夏鳥。 | 同一種は極北部を除くユーラシアに広く分布する。 |
| 本州中部以南には冬も見られるが留鳥かどうかは疑わしい。 | 三重中部では年中見られる。 | |
| アメリカイソシギ 三重県未記録種 |
北アメリカ北部、中部で繁殖。 | 冬は北アメリカ南部、中央アメリカ、南アメリカに渡って越冬 |
| 北海道十勝郡浦幌町で2003年5月に記録されている | ||
| 稀な北米からの珍鳥、三重では未記録。 | ||
| ソリハシシギ | ユーラシア大陸の高緯度地方。針葉樹林地帯のなかの川辺の氾濫腹や | 南方へ渡って越冬。 |
| 湿地草原、荒地、藪のあるツンドラ。 | 春秋の渡りの時期に立ち寄る旅鳥。 | |
| 繁殖期は5-7月。卵は3-5個、約15日で独立する。♂親のみで育てる。 | ||
| オグロシギ | ユーラシア大陸の中緯度地方北部に繁殖分布。繁殖期は4-7月。 | 3亜種が知られており、日本を通過するL.l.melanuroidesはモンゴル、ニッセイ川上流からサハリン、 |
| 繁殖期は4-7月、卵は3-4個、抱卵期間は22-27日。25-30日で独立する。 | カムチャカまでに繁殖する亜種。 | |
| 三重中部でも春秋に立ち寄るが秋の方が多い。 | ||
| アメリカオグロシギ 三重県未記録種 |
カナダ北東部、アラスカ、ハドソン湾沿岸部で繁殖。 | 南アメリカに渡り越冬する。 |
| 2007年佐賀県で日本初記録、三重県では未記録。 | ||
| オオソリハシシギ 亜種L.l.baueri |
スカンジナビア北部からタイミル半島、チュコート半島、北アメリカの | アフリカから東南アジア、ニューギニア、オーストラリアなどへ渡って越冬。 |
| アラスカ西部沿岸地方で繁殖。繁殖期は6-7月。抱卵期間は20-21日。 | 日本では全土で見られる旅鳥。 | |
| 繁殖地は低地ツンドラで森林限界あたりの湿った地衣や苔の草原。 | ||
| コシジロオオソリハシシギ亜種L.l.menzbieri | 東シベリアで繁殖。 | 北西オーストラリアで越冬。 |
| 三重中部の海岸に飛来するのは亜種L.l.baueriと亜種L.l.menzbieriの2亜種。 | ||
| 亜種L.l.lapponica | スカンジナビアで繁殖。 | ヨーロッパで越冬。 |
| 日本では未記録種。 | 基亜種L.l.lapponicaは日本では記録がない。 | |
| 。 | ||
| ダイシャクシギ | 2亜種あり、日本を通過するのはN.a.orientalisとされ、ロシア南西部、 | ヨーロッパでは日本を通過するN.a.orientalisとは別亜種が繁殖する。 |
| ポルトガル下流から東へトランスバイカリア、中国東北部までに繁殖。 | アフリカ、インド、東南アジア、中国南部に渡って越冬。 | |
| 日本全土を通過する旅鳥。三重県松阪市で少数の越冬が見られる(2011年は4羽) | ||
| アメリカダイシャクシギ 国内未記録種 |
北米に生息する未記録種。 | |
| ホウロクシギ | 極東ユーラシアのウスリー地方とカムチャツカ地方に限られた繁殖分布。 | 東南アジアからニューギニア島、オーストラリアにかけて越冬する。 |
| 分布地はまだ十分分かっていない。繁殖期は5-7月、卵は4個。 | 日本には旅鳥として全土に飛来する。 | |
| 繁殖地は湿地草原、泥炭草原、湿った荒地草原、低木草原など。 | 三重中部の海岸に春の渡来は早く3月初旬、秋の渡去は遅く11月中旬。 | |
| チュウシャクシギ | ユーラシア大陸の高緯度地方に転々と繁殖分布する。 | アフリカからインド、ニューギニア、オーストラリアで越冬。日本では旅鳥。 |
| 日本を通過するものはシベリアのベルホヤスクからアナデール平原、オホーツク海地域までに繁殖するN.p.uariegatus。。 | ||
| 繁殖期は6-7月で卵は2-4個。繁殖地は亜寒帯、亜高山帯の地衣、苔のツンドラや湿地、沼地、藪のある荒れ地などの混じる森林限界。 | ||
| チュウシャクシギ 北米産亜種 未記録種 hudsonicus |
北アメリカの高緯度地方のツンドラで地帯で繁殖。 | 南アメリカに渡って越冬。 |
| 三重県にも飛来している可能性はある。 | ||
| シロハラ チュウシャクシギ 三重県未記録種 |
ロシアのウラル山脈とオビ川の間に限られた繁殖分布を持つ。 | 地中海地方やペルシャ湾で越冬。 |
| 非常に珍しい稀な鳥、巣は1928年以来見つかっていない。 | 非常にまれな珍しい鳥。日本では2標本が得られている。三重県での記録はない。 | |
| 絶滅の危機にあり、全部で1000羽以下、200-400羽程しかいないと言われる。 | 1975年にクリミア半島で渡り途上に見られた48羽の群れが最近ロシアで見られた最大数。 | |
| ハリモモ チュウシャク |
アラスカのベーリング海沿岸地方で繁殖。 | ハワイ、ミクロネシア、ポリネシアなどの島々で越冬。 |
| むき出しのツンドラで低山地帯の縁のようなところで地衣類の密生した場所。 | 日本ではごく稀な迷鳥。青森、千葉、東京、新潟、石川、愛知、三重などで記録はある。 | |
| 繁殖期は6-7月、卵は4個、繁殖生態の詳細は不明。 | ||
| コシャクシギ | シベリア東部のごく限られた地方で繁殖。 | ニューギニア、オーストラリアなどに渡って越冬する。 |
| 日本には春秋の渡りの途中に立ち寄るが数が少ない。三重県松阪市でも記録がある。 | ||
| 越冬地では乾いた草原、海岸草原に現れる。 | ||
| マキバシギ 国内未記録種 |
北アメリカで繁殖。 | アメリカ大陸の鳥。国内未記録種。 |
| ヤマシギ | ユーラシア大陸の中緯度地方に広く繁殖分布する。 | 東北地方南部から四国、九州、沖縄にかけての各地で越冬。三重県津市でも確認されている。。 |
| 北海道から本州中部にかけてと、伊豆諸島などで繁殖記録がある。 | 同一種はユーラシア大陸の温帯域に広く分布する。 | |
| 卵は普通4個(2-5)21-24日で孵化、15-20日で巣立つ。 | 森林で生息し昆虫類、クモ類、ミミズ類など地上性の小型動物、たまに植物の茎や種子を食べる。 | |
| アマミヤマシギ 三重県未記録種 |
奄美大島、加計呂麻島、徳之島にまとまった個体数が生息し繁殖。 | 推定個体数不明。絶滅危惧種。 |
| 沖縄本島でも少数が生息。森林に生息。 | 森林に生息し、地上性の小動物を食べる。 | |
| 三重県での記録はない。 | ||
| アオシギ | ユーラシア大陸の中緯度地方の東半分にあたる中国、バイカル、 | 冬季は中国南部や日本などに渡る。冬鳥として全国に飛来があるが多くない。 |
| ウスリーで繁殖分布。 | 日本では冬季、森で囲まれた山地の渓流沿い、河川上流部、湿地などで見られる。 | |
| 三重県松阪市でも記録がある。 | ||
| コシギ 三重県未記録種 |
スカンジナビア半島からシベリアにかけての亜寒帯域で繁殖する。 | 冬季はヨーロッパやアフリカ、インド、東南アジアに渡って越冬する。 |
| 亜寒帯の湿地、泥炭地、ツンドラの草地で繁殖。 | 日本では旅鳥か冬鳥で記録は10月から翌年5月まである。冬季に水田、湿地、湖畔などで見かける。 | |
| 三重県での記録はない。 | ||
| タシギ | 一部地域を除き全世界に広く分布繁殖する。 | 冬はオーストラリア区以外の赤道周辺に渡って過ごす。 |
| 日本には旅鳥として各地に現れ、中部以南で越冬するものもいる。 | ||
| 繁殖地では湿原に生息。日本では水田、ハス田、湿地、川や沼などの水域の岸に生息する。 | ||
| ハリオシギ |
ユーラシア大陸の高緯度地方に繁殖分布。 | インド、マレーシア、インドネシア、フィリピンに渡って越冬。 |
| 日本には旅鳥として春と秋、少数が飛来する。各地で見られるが南西諸島によく表れる。 | ||
| 2012年8月11日に成鳥。2012年9月1に幼鳥を記録。 | ||
| オオジシギ | ユーラシア大陸極東部のサハリンと日本列島に限られて繁殖分布。冬はオーストラリア大陸東南部に渡って過ごす。 | |
| 日本では北海道から本州中部までに夏鳥として繁殖。渡り期には本州中部以南の各地で見られる。 | ||
| 日本が主な繁殖地。繁殖地では湿原に生息。日本では水田、ハス田、湿地、川や沼などの水域の岸に生息する。三重では旅鳥。 | ||
| チュウジシギ | ユーラシア大陸中央部のバイカル湖周辺に繁殖分布。 | インドからマレーシア、インドネシア、ニューギニア島、オーストラリア大陸に渡って越冬。 |
| 日本には旅鳥として10月頃と4月頃各地に現れる。三重県では秋に見られる。 | ||
| 繁殖地では湿原に生息。日本では水田、ハス田、湿地、川や沼などの水域の岸に生息。 | ||
| セイタカシギ | アフリカ大陸中南部、ユーラシア大陸南部、インド、東南アジア、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸南部、南アメリカ大陸にかけて点々と不連続に繁殖分布。 | |
| 国内でも数か所で繁殖・越冬が見られる。三重では2008年、2009年と四日市で繁殖が観察される。三重中部では毎年、数羽から10羽程が越冬が見られる。 | ||
| 世界の温帯、亜熱帯に広く分布しており、5亜種が区別されており、時にはセイタカシギ属を1種6亜種とすることもある。日本産はH.h.himantopus. | ||
| 亜種オーストラリア セイタカシギ 三重県未記録種 |
東南アジアからオーストラリアにかけて見られる亜種H. h. mexicanus。 | |
| 日本で見られる多くは本亜種H.h.himantopusで稀にオーストラリアセイタカシギH. h. leucocephalusの2種。 他にハワイ諸島に分布する亜種ハワイセイタカシギH.n.knudseni。 | ||
| 南北アメリカ大陸に分布する亜種クロエリセイタカシギH. h. mexicanus。南米大陸に分布する亜種ナンベイセイタカシギH. h. melanurus。 三重県では未記録。 | ||
| ソリハシセイタカシギ | ヨーロッパから黒海沿岸、中央アジアにかけて繁殖。 | ヨーロッパ南部、アフリカ、インド西部、中国南部に渡って越冬。 |
| 日本には稀な旅鳥、冬鳥として飛来する。三重県では未記録。 | ||
| ミヤコドリ | ユーラシア大陸西部海岸、地中海地域、中央アジアのウクライナ、カザフ、ロシアの内陸部、中国東北部、シホテリアン地方の沿岸、カムチャカ半島南部などに転々と繁殖分布。 | |
| 冬はアフリカ大陸から紅海、ペルシャ湾、インド、中国南部などの沿岸に渡る。旅鳥または冬鳥として少数が日本には飛来し一部が越冬する。 | ||
| 三重の海岸では毎年10羽前後が越夏する。2011年冬の津市の海岸の越冬数は104を記録。 | ||
| クロミヤコドリ 国内未記録種 |
ミヤコドリには白と黒のタイプと黒のタイプがある。黒いタイプのものはほとんど岩礁で生活する。 | |
| アメリカ大陸西部にいるクロミヤコドリH.bachmani、南アメリカの西部にいるミナミクロミヤコドリH.ater、オーストラリア大陸の沿岸にいるオーストラリアクロミヤコドリH.fuliginosusなど | ||
| 国内未記録種。 | ||
| アカエリヒレアシシギ | 北極圏周辺の湿地で繁殖。 | 主に温・熱帯の太平洋沿岸で越冬。越冬地では海上で生活する。 |
| 卵は4個、抱卵、子育ては普通♂だけが行う。 | 春秋に沿海や時に内陸部の湖沼などでも見られる。 | |
| 三重中部の海岸、池、水田にも毎年少数が現れる。 | ||
| ハイイロヒレアシシギ | 北極圏で繁殖。北極圏の繁殖地では海の氷が消えるまでの2-3週間を | 主に温・熱帯海域で越冬。ヒレアシシギ類3種の中で最も海上生活を中心とする種で |
| ツンドラの沼沢地などで過ごし、海岸の草地や堆積物などの間に巣を作る。 | 繁殖期以外は陸上で暮らすことはないが、渡り期の荒天時、津市近郊の内陸部で稀に見られる。 | |
| 卵は4個。抱卵期間は14-19日。北極圏の繁殖地では海の氷が消えるまで2-3週間をツンドラの沼地などで過ごし、海岸の草地や堆積物などの間に巣を作る。 | ||
| アメリカヒレアシシギ 三重県未記録種 |
北アメリカ中部で繁殖。 | 南アメリカで越冬。ヒレアシシギ類では最も陸上生活が中心で海上に出ることは稀。 |
| 主に草原地帯に分布し、湿原や湖沼のある針葉樹林でも繁殖。内陸部の湖、沼、貯水池などの緑の草地に営巣する。 | ||
| 愛知県一色町における記録のみの迷鳥。三重県では記録はない。 | ||
| ツバメチドリ | ユーラシア大陸極東部の中国北東部から東南アジアのマレー半島を経て、 | 冬はインドから東南アジア、フィリピン、ボルネオ島、ニューギニア島、オーストラリア大陸で越冬。 |
| インド北部までに繁殖分布。国内でも東海、中国、九州などで局地的に繁殖。 | 三重でもごく少数が春秋に見られるが少ない。津市でも繁殖が確認されたこともある。 | |
| レンカク | インドから中国南部、インドシナ半島、マレーシア、フィリピン、インドネシアに繁殖分布。 | |
| 日本には迷鳥として本州、九州、沖縄で記録がある。三重でも松阪市、南牟婁郡で記録がある | ||
| 卵は普通3-4個で♂が抱卵、育雛を行う。繁殖後の換羽期には羽が同時に全部抜け落ち一時飛べなくなる。長距離の渡りはせず、冬季は繁殖地近くで越冬する。卵は3-4個。 | ||
| タマシギ | 日本、中国南部、東南アジア、サハラ砂漠以南アフリカ大陸、マダガスカル、オーストラリア東部に分布。 | |
| 日本では本州中部以南から南西諸島に至る各地に留鳥として繁殖する。津市の近郊でも繁殖する。 | ||
| 繁殖期は2-10月、繁殖のピークは6-7月。卵は普通4個で16-19日で孵化する。♂親が抱卵、育雛する。孵化後20-30日で雛は独立する。 | ||