コアジサシ調査記録
調査の過程で気がついたこと、記述についての間違いなどあればご指摘お願いします。
(今井光昌 Mail: mitumasa2@m2.dion.ne.jp

コアジサシ調査(2011年)  雲出川河口河川敷

5月28日分から7月5日までの写真は別ページにアップしました→こちら


日付 時間 天気 メモ 観察者
05.28 09:00-14:00 曇り時々雨 日本野鳥の会三重、津地区、松阪地区の会員有志16名にて
河川敷の清掃・草取り。コアジサシの模型を28個作る。 講師 小野
当日コアジサシ飛翔数約100、 B地点 2巣、卵数2個
有志16名
05.31 16:10 大潮と雨で水位が上がり、河川敷を波が洗い巣が流される。
卵数は不明。29日に確認した2巣2卵から増えていたかどうかは?
コアジサシは飛んでいた、視界悪く、堤防上からの観察で数不明
今井
遠距離観察で詳細は?
06.02 09:30-14:00 デコイ(コアジサシ模型)の塗装、、コアジサシ姿なし。 有志
06.03 16.10 うす晴 コアジサシ姿なし。 今井
遠距離観察のため詳細は?
06.04 09:30-14:30 曇り コアジサシ模型設置、草取り、清掃、
河川敷営巣場所に綱張り、注意喚起の看板を移動設置。
国土交通省三重河川事務所に届け出、受理される 岡、服部

コアジサシ飛翔個体3羽。
有志
06.05 16:10 うす晴れ 個体数約30(営巣地に降りた個体数12) 今井。
模型に関心を示した様子を
遠距離撮影。デコイ効果ありと判断
06.06 10:45-11:00 晴れ 飛翔個体9、卵数1個。場所A地点、 報告者 中村 中村、岡、服部、久住
06.07 17:30 曇り 総数約40、内20ほど営巣場所に降りている。
飛んだり降りたりしてる中で、5-6羽座ったまま動かない、
抱卵中あるいは産卵中と思われるが遠距離観察のため詳細は?
今井
06.08 16:05-17:00 晴れ 個体数:100以上 PM13:00 ハヤブサ出現で1羽捕食される。 
16:42 飛翔個体数14 報告者 田中
16:00、コアジサシの姿なし(今井)、17:00、姿なし、ハヤブサの影響か。
看板の文字、一部書き直しの途中
ハヤブサの狩り目撃(田中)
06,09 10:30-11:30 晴れ 個体数15-16.、A地点に3羽座っていた。
プレゼントの魚を銜えたのがうろうろしていた。 報告者 岡
16:10 河口中州に15羽(今井)
岡、久住、斉藤 
距離をおいての観察、
卵など詳細は不明。
06.10 17:00 曇り 飛翔個体3羽。16:00に姿なくカラス3羽が営巣地をうろついている、
17:00に3羽飛来も降りず、ハヤブサの害もあり、
コロニー形成には時間がかかる?
当地における過去の繁殖時期は6月下旬から7月中旬が盛期。
今井
コロニー形成の大事な時期、
観察は営巣地に入らず行っています。
6日の卵は?一度調べる必要あり。
06,11 10:45-11:00 曇り コアジサシの姿なし。卵なし、食べられた卵の殻が2個散乱、
カラスが数羽いつも営巣地近辺で見られること、足跡から
犯人はカラスとほぼ断定できる。
10羽や20羽の数ではカラスの被害を避けられないが40-50羽と
コアジサシの数が増してくればカラスは寄りつけないと思われる。
久住、今井
06.12 15:30 曇り 雲出川河口中州に22羽。 田中
06.13 09:30-09:45 晴れ コアジサシ姿なし。  報告者 中村
17:30  夕刻も姿なし 今井
宮田、水森、小野、谷口、小津、竹川、
中村
06:14 16:30 晴れ 3羽飛んでいた。 今井
06,15 17:00 晴れ 河口中州に4羽確認 今井
06,16 抱卵1日目
09:45-10:00
飛翔1個体、A地点に1羽座っていた。   報告者 久住
10:30-11:30 A地点に2羽、奥で4羽飛んでいた。 報告者 岡
16:00-16:15 A地点に一つがい 今井
.雌雄の区別は困難ですが座っているのが♀で抱卵してると思われる、
観察中に♂が魚を♀に給餌しました。コアジサシは普通卵を2-3個産む。
抱卵前期までは♂が♀に給餌すると文献では説明されています。
久住、岡、服部、前坂
久住報告の1羽座っていたA地点の
同じ場所に夕刻も座っていた。
まだ卵は1個しかないと思われるが
雨で卵が冷えるのを防ぐための抱卵か
堤防上からの遠距離観察、詳細は不明
06,17 抱卵2日目
16:05-16:20
曇り A地点で1羽抱卵。飛翔3羽。
コアジサシの抱卵期間は20日弱、飛べるようになるのに20日あまり、
孵化後約1カ月で自由に飛べるようになり営巣地を離れる。
順調に推移すれば来月の7月5日前後に雛の誕生があるでしょう。
今井
06,18 抱卵3日目
09:30-10:10
A地点で抱卵1羽。
中州に15羽、干潟に8羽、飛翔が数羽、総数25-30。
中川、奥山 今井
06,19 抱卵4日目
16:05
曇り 13:00 抱卵中の1羽を含めコアジサシの姿なし。 報告者 奥山
16:05 A地点 1羽抱卵中、つがいの相方の姿はなし?  今井
17:30 再度確認も状況は同じ。
奥山、今井
06.20 抱卵5日目
10:00-10:15
16日から1巣のみ抱卵を続けている。
干潟(香良洲側)に約70羽も11:00には姿なし。
ここまで30-100羽の群れが姿を見せる日もあるが定着しない。
今井
06,21 抱卵6日目
09:30:0945
晴れ 営巣地に入り卵数2個であることをi確認、倒れていたデコイも直す 今井
夕刻5:00 抱卵を続けていた。干潟に2羽、20-30羽が通過していった。
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AM11:45-11:55 抱卵を雌雄交代した。他に飛翔個体5-6羽 
堤防上からの観察、報告者中村
小野、中村、今井
16日抱卵から6日目、始めての立ち入り、
1巣2卵を確認。
巣はA地点とB地点の境界付近。今井
06,22 抱卵7日目
16:00-16:15
晴れ 抱卵1羽、飛翔2羽 今井
06,23 抱卵8日目
10:30-11:30
晴(真夏日) 1巣のみ抱卵を継続している。つがいの2羽のみ。  報告者 岡
16:00 朝の岡報告と状況変わらず総数2羽   今井
服部、前坂、岡
06,24 抱卵9日目
16:10-16:25
晴(真夏日) 1巣抱卵を継続(抱卵8日目)、河口に他のコアジサシ姿なし 今井
06,25 抱卵10日目
09:30-10:30
晴(真夏日) 抱卵1羽を含め総数3羽 中川、今井
06,26 抱卵11日目
17:30-18:30
晴(真夏日)
抱卵中一羽。18時頃雌雄抱卵交代したよう。 報告者 奥山
奥山
06,27
抱卵12日目
10:30-11:30
晴(真夏日) A地区に3羽うろついている。
C地区の奥で1羽抱卵してるようだが? 報告者 宮田

16:10 抱卵してる1羽以外なし。 今井
奥の1羽はコアジサシと違うように思うが遠すぎて不明。 

5月28日コアジサシの模型作りから1ヶ月経過しました。
ここ数日1-4羽は見られても、6月末には増えてくるだろうとの予測は
現時点では外れています。今後どう展開していくのか?です。
暑さ厳しい中、調査に足を運ばれる皆さん、後1ヵ月頑張りましょう。
調査は継続してこそ価値があります。
想定外のことがなければ
最悪のシナリオでも2羽の雛は誕生するでしょう。
7月5日前後に孵化し
その2-3日後から雛の歩く姿が見られるやと思います。
これだけでも大きな成果です。
7月初旬、集団コロニー形成と期待したいです。希望を持ちたいです。
宮田、水森
今井
06,28 抱卵13日目
09:15-09:30
晴(真夏日) 1巣抱卵継続 雌雄抱卵交代確認す。 今井
06,29 抱卵14日目
16:10-16:20
晴(真夏日)
36.1度
砂も焼けるような厳しい暑さの中、今日も抱卵を続けている。 今井
06,30 抱卵15日目
10:00-10:40
晴(真夏日) うだるような暑さの中、抱卵を続けている。
ゆで卵になってないかと心配・・・報告者 岡

16:05 抱卵中の1羽。 他に2羽飛んでいた。 今井
久住、服部、岡





抱卵14日目、
猛暑の中、卵を抱くコアジサシ。


コアジサシは19日ー21日で孵化する。
07,01 抱卵16日目
16:15-16:25
曇り 抱卵1羽、状況変わらず。 今井
07,02 抱卵17日目
09:20-09:30
晴(真夏日) 暑い中、変わらず卵を抱いている(1巣) 今井
07,03
抱卵18日目
16:10-16:30
晴(真夏日) A地点からB地点にシロチドリが約10羽、メダイチドリが1羽。
コアジサシの状況が変わらない中で、
水際から離れたところ(A地点)に赤褐色の鮮やかなメダイチドリ夏羽。
メダイをこれほど奥の草の中で見ることは過去ないので、デコイ効果?

今井


今日のコアジサシ、抱卵休息中
07,04 抱卵19日目
09:00-09:30
晴(真夏日) B区域で1羽抱卵、1羽降りていた。 報告者 谷口
抱卵地点は堤防上から見ると一見A地点のように見えるが、
谷口さん 報告のようにB地点とも言える。A地点とB地点の境界あたり。

16:10-16:20 抱卵を続けている。6月
16日に1個産卵し、
17日に2個目を産卵し抱卵を始めたとすると。
抱卵期間が19-21日だと7月6日から8日の間に孵化する計算になる。
谷口、竹川、小津

今井

今年の営巣は1巣のみで終わりそうな気配になって来ました。
07,05 抱卵20日目
孵化初日
09:00-10:00
晴(真夏日) 今日、雛が2羽孵化しました。
昨日、孵化予定日の考えがぶれたので整理します。
6月16日に抱卵を始めたということは、
一日1個の卵を産むとすると、15日に1個、16日に1個産卵、
2個産み終えた16日から抱卵を始め、7月5日には孵化していた。
孵化したのは雛の姿から5日の早朝と思われる。
抱卵期間は6月16日から7月5日朝まで。
抱卵20日目に孵化したことになる。

夕刻
800mmのレンズに1.4や2.0のテレコンをつけ、
超望遠撮影を試みました。
数百枚シャッターを押した中でほんの数枚、
満足できる記録写真が撮れました。




今井
親鳥の行動がいつもと違っていた。
約10-15分おきに抱卵を交代。
昨日までこれほど繁雑な交代はなかった。
もしや雛?そう思い、営巣地に入り確認。
歩けない2羽の雛が巣に、
急いで写真を数枚だけ撮りました。
長居すれば雛が日干しになってしまう。
抱卵と思ったのは日陰を作っていたのだ。
繁雑な交代は
雛に餌を運ぶための行動と思われる。
餌は魚ではないよう、確認は不可でした。



朝の10時には
動くことさえできなかった雛が↑


夕方4時には
1-2mは歩けるようになっていた。
雛の成長は速い。
明日は場所を少し移動するかもしれない。






朝、干潟に7羽降りていたが、
夕刻にはこの家族以外姿なし。

07,06 孵化2日目
16:10-16:40
晴れ 親鳥2羽、雛2羽、 他に飛翔2羽
雛は巣から5-6mほどの間を歩いては、親鳥の懐に潜っていた。
親鳥は小魚を捕えてきては雛に与えていた。
雛に近づくシロチドリを追い払っていた。
小魚捕りと警戒と、親鳥が一番忙しい時かな。
雛に小魚を与える親鳥↓

今井
孵化した昨日5日は
雛に何を与えてるのか分からなかった、
小魚ではなかった。


孵化2日目の6日、
この日は小魚を捕えてきては
雛に与えていた。


07.07 孵化3日目
10:00
12:00

16:10
10時 9羽飛翔 2羽C地点に降りた。
2羽A地点(親・雛・餌やり)− 久住観察

12時 2羽A地点(親) ミヤコドリ6羽居た洲の先に
17羽のコアジサシが降りていた。
続いての営巣があるのでしょうか?楽しみです。 報告者 岡

16:10 1家族(雛2・親2)の他に7羽がA地点からB地点にかけ
降りたり飛んだりを繰りかえしていた。
新たな営巣の可能性を感じるがどうなるか。 今井
久住


今井

巣を作った場所から
2日目は3mほど水際よりに窪みを作り、
3日目はそれよりもさらに3mほど
水際よりに窪みを掘り、
雛を抱く位置を変えている。
07.08 孵化4日目
16:10-16:20
晴(真夏日) 雛2・親2も元気で変わらず、他に数羽飛んでいたが
グライダーが爆音をたて行ったり来たり、鳥たちは右往左往でした。
今井
07.09 孵化5日目
10:00-10:30
16:00頃
晴(真夏日) 雛2と親鳥2の1家族は変化なし。飛翔5羽。今井
夕刻は1家族のみ.。
B地点でシロチドリが抱卵を始めたよう。
コアジサシ雛は順調に育っています。
鮮明な写真ではない証拠写真ですが今日のコアジサシ雛↓

服部、西村、田中、
今井

今までA地点としてきた
孵化に成功した1巣は堤防上から見ると
A地点に見えるが、
実際はA地点とB地点の境界付近
どちらかというとB地点になる。
途中で修正すると紛らわしくなるの
であえてA地点としています。



B地点でシロチドリ抱卵
07.10 孵化6日目
16:00:15:30
晴(真夏日) 状況に大きな変化なし、当日はB地点とC地点の境界付近に居た。 
デコイ(コアジサシの模型)の陰に雛2羽が入り、直射日光を避けていた。
模型の効用はこんなところにもあった。 今井
↓はデコイの日陰で日除けする雛、堤防上から超遠距離撮影、
C地点付近でも証拠画像はどうにか撮れた、見えるかな小さな雛が、
左側の模型です。

岡 今井
07.11 孵化7日目
09:30-10:30
晴(真夏日) 飛翔個体1、着地個体1(A地域)
草の中に座った、交代した、以前の場所より右側。
雛は分からなかった。 報告者 中村


16:10-17:00 つがい2羽、雛2羽(B地点)確認。
雛が草で見えなかったり、段差で見えなかったり、
今日は雛を探しづらかった。
行動範囲が一日一日少しづつ広がっていく、
親から10m以上離れて行動してる時もあり、雛の成長を感じる。 今井
 
小野、中村

今井
雛が孵化した7月5日から
20日後の7月25日前後に
飛べるようになるでしょう。
1ヶ月後の8月5日頃になると
自由に飛べるようになるが
独力で餌(魚)を捕ることはできない。
その頃になると雲出川河口だけでなく、
香良洲海岸でも当雛の飛ぶ姿が
見られるやも。

記録は付けてなかったですが、
3-4年前に観察の雛はそうでした。
07.12 孵化8日目
16:30-18:00
晴(真夏日) 状況は変わらずB地点に1家族。
♂が餌(魚)を捕ってきて雛だけでなく♀にも与えました。
♂が♀に給餌するのは、求愛のため、産卵中、抱卵前期だけと
思っていたし、文献にもそう書かれているが、孵化した後も見られる。
今日も捕ってきた魚を♂が♀に渡したので、
♀がその魚を雛に与えるのかと注視してましたが、
雛に渡さず♀がそのまま食べました。
孵化後、こうした給餌行為を観察したのは3度目。


今井

1羽のシラサギが営巣地に時々降りる。
このシラサギを威嚇して追い払う親鳥
当たりすれすれの疑似攻撃の
写真は撮れなかったが、攻撃された後、
上空に向かって怒る白鷺↓


この後シラサギは退散しました。
07.13 孵化9日目
16:30-17:30
晴(真夏日) 雛を見ることはできなかった。
孵化して2日目、3日目は親の誘導によって
生まれた巣から少しづつ離れていたが、
4日目から直射日光を避けるため物陰に隠れるようになった。
外敵から身を守るための意味もあるのでしょう。
雛が一日一日成長してる証かな。
物陰に隠れるようになって雛を観察することが難しくなっています。
ただ、隠れぱなっしではないので、
雛を見れるタイミングがあるはず。
今井
07.14 孵化10日目
09:00-10:00
10:00-12:00
16:30-17:30
晴(真夏日) 9:100〜10:00 営巣地に入ったカラスを2羽で追いかけたり
ツバメさえ射程にして追いかけたり、警戒ぶりを見ると
雛は無事であると確信しました。
その間雛は出なかったのでで
斎藤さん、服部さんに引き継いでもらいましたので
現認してもらえたかどうか・・・・  報告者 久住

10時〜12時 成鳥が数羽飛び回り、
降りる様子や飛び上がる様子は観察しましたが、

巣の位置や雛は特定できなかった。。
ただ、成鳥は2羽よりも多く、降りる場所が10mほど離れていて、
巣が2ヶ所?
と、期待してしまいました。 報告者 服部

16:30-17:30 1家族健在(雛2羽。親2羽)  今井
午前中確認されなかった雛もよく動き回っていました。
物陰に隠れて見えないときもあり、動き回る時もある。
直射日光が夕刻の時間、弱まったからか、
外敵が近辺に居なかったからか、よく歩き回っていた。
雛を見れる見れないはタイミングなのでしょう。
久住
服部。斉藤、前坂(他1名)
今井

07.15 孵化11日目
16:30-15:30
晴(真夏日) 夕方、ヒナが走り回っていました。 
危機感が無い様子に親はノンビリ? 羽づくろいしたり 
必死で餌を運んでるって感じがせず
丁度みえた今井さんと話をしたのですが
ヒナはもう自分で何か餌を採ってるのでは? 
堤防上からではそこまでも観察出来ませんが・・・。
沢山シロチドリも集まって賑やかです。
こちらも孵化が楽しみです。 報告者 岡


孵化後2-3日は親が小魚を雛に与えるところを観察出来てましたが、
雛が元気よく歩くようになってから、親が小魚を捕ってきて
雛に食べさす場面を見れておりません。
皆様はいかがでしょうか、観察されているでしょうか。 今井
岡、今井

遠距離と草などの障害物で
小さな雛の行動を詳しく観察するのは
とてもむつかしい現況です。 今井
 
07.16
孵化12日目
16:10-17:00
晴(真夏日) 親鳥2羽、雛2羽、状況変わりなし。 今井
07.17 孵化13日目
15:30-17:00
晴(真夏日) 孵化13日目の雛は結構しっかりした顔つきになっていました。
遠かった(C地点)のでシロチドリ、ハクセキレイなどがちょろちょろしていたの
で確認しづらかっです。
親のいるところにシャッターを切りまくったら かろうじて何枚か親が雛に魚を
与えているところが撮れていました↓ 報告者 田中

服部、田中
今井
07.18 孵化14日目
09:30-11:00
コアジサシ3羽下りていた。他に2羽が飛んでいた。 宮田、水森
07:19 孵化15日目
08:00〜
台風日和
台風がゆっくりと北上し、長時間暴風雨にさらされる営巣地が
気になって、19日朝8:00に見てきました。
中潮ですが満潮時間、高波は看板のすぐそばまで来ていて、
砂州は全て水没。
昨日雛の姿をちらちら見た流木(竹)の向こう側、
今日は波頭が見えます。
砂浜にはカモメとウが集団避難、
更に数羽のカモメ飛んできて着地しようとしていました。
地表近くに白い小さな翼が時折ちらちら。
きっと親コアジサシが警戒して飛び上がるのでしょう。
雛たちが、何処に居るのか?無事なのか?
昨日、2組見たシロチドリの雛もどうしているのか?
暴風雨で窓は開けられず、窓越しのスコープでは
小さなものは全く見ることができません。
台風の速度が遅いとのこと、明後日の朝まで
こんな状態が続くのでは、と心配しています。 報告者 服部
服部
07:20 孵化16日目
10:00〜
台風日和
10時前から観察しました。久住さんも来られました。
ロープも看板も無事でしたが、看板の脚はもちろん
下部まで砂に埋もれていました。
カワウ、ウミネコ、ソリハシ、キアシなどがまだ砂浜に避難中。
ミヤコドリは7羽ともロープ近くの浜に来ていました。
肝心のコアジサシは?と探すと、
なんと看板から3本目の杭のすぐ向こうに親と共にいました。
元気に走り回り、1羽は1mくらいを飛んでは
降りを繰り返していました
その後、お昼前から中村さんと一緒に観察。
コアジサシはロープの一番右の杭の手前にお引っ越し。
親が魚をくわえてきて雛に与えていました。
雛たちは、親の近くで羽根をばたつかせ、
時折飛び上がって元気いっぱいです。
シロチドリの雛も姿を見せ、
こちらも無事台風を乗り切ったようです。
集団避難のウミネコとカワウは次々と海へ帰っていきました。 報告者 服部
服部、久住、中村 
07:21 孵化17日目
10:30-11:30
晴れ 台風一過 デコイが砂にうずもれ 看板も足が隠れる程、
看板の字も薄れて大変な風雨だったと思います。
そんな中ちゃんと避難させ元気な2羽の幼鳥
(もうヒナではありません)に出会え 
改めてこの親鳥の偉さに感動です。
近づくと親鳥に頭上を鳴きながら威嚇され大変です。
カラスも追っ払うし凄いです。
段々遠くになり観察しずらくなり 香良洲側から
見たら親が浜の水辺まで連れ出していました。
少し飛んだり・・もう直ぐ巣立ちでしょうか? 報告者 岡
岡、 服部
07.22 孵化18日目
164:0-17:30
晴れ 親2羽は確認も雛を探せずでした。 今井
07:23 孵化19日目
10:00-12:00
晴れ 午後1時07分から2時30分までの観察です。
はじめは香良洲側からの観察。
ミヤコドリが7羽、コアジサシのいる場所(C区域よりもっと奥)で
採餌しているので、親は頭上を飛んで威嚇していましたが、
ミヤコドリのほうは意に介さずでした。
まだ孵化19日目というのに雛というより急に幼鳥らしくなってきました。
親から魚をもらった後、水浴びも親についてでなく
自分から海に歩いて行ってしていました。
しかしながら幼鳥は一羽しか確認できませんでした。大丈夫かな?
それとデコイは粘土がとれ包帯が出てきて痛々しい姿に、
看板の文字は消えかけていました。
台風をかいくぐってきた親子はたくましいですね。 田中

対岸からの観察では朝 2羽の雛が居たとの話がありましたが、
10:00-12:00五主側からの観察では1羽の雛しか観察できなかった。
夕刻、再度観察するも雛1羽しか探せない。
もう、1羽はどうしたのだろう。
見つけられないだけならいいが・・・・・
岡さんも田中さんも1羽しか見ていない。
事故がないのを願うのみです。
午前の観察で雛が5mほど飛んだのを見ましたが、
夕刻の観察では2-3分、営巣地の上のみならず、
水面の上空も飛翔しました。
雛の成長は速く、朝と夕でも違う。 今井



岡、今井、
田中







20日〜21日、大型台風6号の
暴風雨を乗りきった雛2羽、
台風が去った21日、22日に
健在であったことが確認できています。
が、22日は雛を見つけられなかった。
23日の午前と夕刻には雛1羽は健在。
営巣地の近辺に野良猫が
うろついているのを何度も見ています。
行方不明の1羽、
隠れているだけならいいのですが
気になります。 今井
 







孵化して19日目、午前の観察では
5-6mほど飛んで見せた雛が
夕刻の空を2-3分
連続飛翔を見せました。
長い時間ではないですが、
初めての上空飛翔、
19日目の記録飛翔です。今井









夕刻の写真、
夕日で体が少し赤味を帯びています。

07.24 孵化20日目
16:30-18:00
晴れ 雛は今日も1羽しか見られなかった。1羽は脱落した可能性が強い。
遠距離と台風で流れついた流木とゴミ、とても写真が撮りづらい。
翼も伸長し、羽を伸ばした姿に雛鳥の雰囲気は薄れつつある。
まだ幼綿羽から幼羽への換羽途上ですが、
雛鳥と言うより幼鳥と呼んでいい段階まで成長してきました。 今井
 


今井




飛んでいる方が親鳥、
バンザイポーズの右が雛。
07.25 孵化21日目
09:00-09:30
曇り A地点に成鳥1羽、C地点に幼鳥1羽。 報告者 谷口

夕刻(4:30-5:30)の観察 、親2羽と子1羽の1家族。
雛の成長は速い、日に日にたくましくなってきます。
1羽の子供は元気です↓ 今井



谷口、竹川、小津

今井
07.26 孵化22日目
10:00-12:00
曇り 10:00に親子3羽が飛んでいたが、子供だけが干潟に降り、
30分ほど休息、10時28分再び飛ぶ、11時5分まで飛び続けた。
37分間飛び続けていました。
雲出川の上流方向に、あるいは香良洲海岸の方向に
広い範囲を視界から消え去りしては営巣地上空に戻ってくる。
子供が飛ぶときは親2羽も同伴飛翔です。
もう自由に飛べるようになった。
後は体力というか筋力というか、
飛翔時間は毎日のように伸びていくのでしょう。 今井

幼鳥は15時58分から16時07分まで9分間飛んで砂浜に降り、
一分もたたないうちに再度飛び立ちました。
親が近くにいなくても自分勝手に飛んだりもしていました。
孵化22日目なのに幼鳥の飛翔は急旋回など
見ても危なげなくもう一人前でした。 田中

夕刻17:30-18:20、4人で観察(岡、田中、久住、今井)
昨日も今日も夕刻は子供は飛ばない。
夕刻は飛翔しないのかも知れない。

5時ごろ水浴びはしていました。 今井 

岡、久住、田中、

今井

↓子(右)に魚を渡す親鳥(左)







幼鳥、干潟から飛びあがり














左奥が親鳥、右手前が子供。
07.27 孵化23日目
1:00-18:30
晴れ コアジサシの姿なし、気配もない。
カラスにアオサギ、のみならずミヤコドリまで
A地点からC地点の営巣地を歩いている。
コアジサシ親の威嚇がないから、ミヤコドリものんびりモード。
そのせいかシロチドリの姿も少ない。シロチドリの雛も1羽も見なかった。
飛翔力のついた雛を連れ、コアジサシは
近郊の他場所に移動したと思われる。
河口及び河口近辺の海岸線で
この家族の姿を見ることが出来ればうれしいが・・・ 今井
 
営巣地でたむろするミヤコドリとカラス↓
今井
07.28 孵化24日目
10:30-12:00
曇り 昨日不明との報に堤防から見ても姿無く、もう旅立ったかと思い
無惨なデコイを掘り出してかたずけようとゴミ袋手に近づい
たらまあ〜警戒態勢のコアジサシの親2羽が頭の上を旋回
始めビックリしました。
落ち着いたら今度は浜に降りたカラスへ2羽が猛アタック
カラスも負けて退散しました。
その後は昨日の遠出?の疲れもあってか親も洲でお休みしたり
水浴びしたり楽しみにしてた幼鳥の飛翔は見られませんでした。
今日は飛行訓練お休みのようでした。報告者 岡

16;10-18:00 細切れ観察 今井
夕刻も親子3羽を確認、
昨日移動したのではと思ったがそうではなかった。
適した場所が見つからず戻ったのか、
こうしたことがこれからもおきる可能性がありそうだ。 今井
しょぼつく雨の中、たたずむコアジサシ幼鳥。↓


岡、服部

今井

07.29 孵化25日目
16:10-16:40
晴れ 幼鳥はC地点の斜面に居て、
顔が見えたり隠れたりで写真を撮れなかった。 
今井
07.30 孵化26日目
10:30-12:30
16:30-18:00
晴れ 午前に堤防からB地点の水際に親2、子1の家族をみて
今日も変わりなしか、看板のところまで行って証拠写真をと
歩いていく途中で飛ばれ見失った。
干潟の先にキョウジョなど4種のシギが居たので、
それを撮ろうと移動しました。
そこにコアジサシ幼鳥が1羽でなく2羽もいる。
2羽の幼鳥は20mほど間隔をあけて、じ〜と立ち止まっている。
30分ほど観察した時、幼鳥2羽が合流、
上空にはいつもの親2羽が飛んでいる。

他地区で繁殖した幼鳥が営巣地を離れ来ているのだろう。
親は見当たらない。 今井

夕刻再度の観察に、
居合わせた田中さんが幼鳥が4羽居ると、看板の処まで行って確認すると
なんと幼鳥が5羽も。親鳥2羽と幼鳥5羽。
1羽の幼鳥と2羽の成鳥は当場所で繁殖した家族だけど、
他の幼鳥4羽は他場所から移動してきた。
生後1カ月前後の幼鳥たち、
まだ、餌(魚)を捕ることはできないであろう幼い子供。
この子たちの親はどうしたのか? 

驚くべきことと言うか、新発見というか、
コアジサシの親は他の子供を追い払うどころか、
小魚を捕ってきては自分の子以外にも平等に与えている。
新鮮な感動!

2羽の親が幼鳥5羽の面倒をみる。
夕刻観察中、次から次に小魚捕りに、
休む暇もない忙しさでした。 頑張れ親鳥 今井




田中

今井
























10:30−12:00に観察した
雛2羽。














16:30に観察した幼鳥5羽。














餌(小魚)を運ぶ親鳥。

待ち受ける幼鳥たちは
大口を開けて催促してる。
自分の子は1羽なのだが
他の子にも餌を与える感動の光景。

合流した4羽の幼鳥、
この幼鳥たちの親は
迷子になったこの子たちを
探しているのだろうか?
子供を置き去りにして
越冬地に渡来してしまったのか?
それとも事故にあったのか?
コアジサシの繁殖・子育てには
こういうことはよくあることなのか?
07.31 孵化27日目
09:00-10:00

17:50-18:50
晴のち曇
9時前から1時間ほど観察しました。
潮が引きかけてできた干潟の中程にコアジサシ幼鳥が1羽、
その2〜3m先に親が居ました。
親は一度飛びましたが、しばらくすると手ぶらで戻り前の場所へ。
その間、この幼鳥はほとんど移動せず。
よく見るとA地点の波打ち際に幼鳥がもう1羽、
じっとしています。この子も移動せず。他の子は見あたりません。
香良洲側へ移動して堤防からも見てみましたが、
今日は大潮で12時頃が干潮。干潟がみるみる広がり、
小さなコアジサシの姿は確認できませんでした。 報告者 服部


16:30分から17時40分まで猛烈なにわか雨、
17:50分から18:50分まで1時間の観察では、
C地点に幼鳥が3羽、成鳥の姿なし、
なんども飛び、ダイビングをするが
小魚を捕えたのを一度も見れなかった。
海は波立ち荒れ気味、狩りの下手な幼鳥では無理か。
餌を与えてくれる親鳥が居ないのだから、
幼鳥たちは独力で小魚を捕るしかない。
なんども狩りをを試みていたのだから、
小魚を捕れることがあるのかも知れない。
観察している時間には一度として成功はしていない。
この幼鳥3羽は当営巣地で繁殖した子たちとは違う。
服部さんが見た親鳥と子供、もう1羽の幼鳥は
観察時間には姿がなかった。
3羽は昨日の午後合流した幼鳥と思われる. 今井




午前:服部
夕刻:今井























3羽の幼鳥。
C地点にとまったり、飛んだりを
繰りかえしていたが
当営巣地で繁殖した子ではない。

服部さんの朝と夕刻前の観察では
親と一緒に行動する幼鳥がいた。
当地で繁殖した家族なのでしょう。

夕立のあと、入れ替わったようです。









水面に突っ込む幼鳥。
ダイビングを繰りかえすも
小魚を狩ることはなかった。













波立つ水面になんども。
3羽の幼鳥は同じ行動をとっている。

3兄弟(3姉妹)なのだろう。 今井
08.01 孵化28日目
10:00-11:00

16:40-18:00
曇り 1羽座っていたが時々飛んでいた。
幼鳥が居なかったので香良洲側へ回ったが居なかった。
幼鳥は分かりませんでした。報告者 中村


夕刻の観察、幼鳥も成鳥も見当たらず、諦めかけたころ
成鳥1羽が飛来も降りることはなく、営巣地近くの上空を3度旋回して
香良洲海岸の方向に消えていった。 今井
午前:小野、中村
夕刻:岡、今井
08.02 孵化29日目
10:30-12:00

16:00-18:00
五主側からの観察ではコアジサシを1羽も探せず、
香良洲側からの観察。
昨日は1羽の雛も見られていない。
今日の午前、潮が引いて遠くて見づらく、雨で霞んだ中州の先に
降りている家族(親2、子1)を発見。
当雛は孵化29日目、まだ長距離移動はできない。
近辺のどこかに居るはず。
今日は午前も夕刻も雲出川河口 香良洲側の中州に居ました。
昨日、今日と営巣地(五主側河川敷)から離れ、
香良洲側の中州に小移動したと思われる。
これからはこちらが観察のメインポイントになるか? 今井



午前:今井
夕刻:田中、今井
08.03 孵化30日目
9:30-11:30
16:10-18:00
晴れ 午前も午後も1羽の姿もなかった。
どこに移動したのか?
明日、河口に戻ってくるか?
午前:石原、今井
夕刻:岡、今井
08.04

晴れ 午前、午後とも姿なし。移動したものと思われる。
一つがいの育雛、雛の成長過程を観察出来て、
コアジサシ・プロジェクト デコイ作戦は繁殖にかかわる
いろいろなことを教えてくれました、成功と結論したい。
8月2日の写真が雲出川河川敷における雛の最後の姿となりました。
調査に参加された有志の皆様、本日をもって調査完了と致します。
 
2011年8月4日 雲出川河口河川敷
コアジサシ調査完了。




  コアジサシ繁殖記録 今井 光昌





コアジサシ・プロジェクト  デコイ作戦 2011年5月28日 コメント・撮影:岡 八智子
割り箸で骨組みを 布の砂袋で
 肉付けする
細布で巻き
 本体下作り
紙粘土で仕上げ 16名 わいわい
 楽しい作業
28羽のメタボ? 
 数日乾かす