タマシギ 育雛行動
当地では短い草の生えた水気のある休耕田で営巣しています。
タマシギは4個の卵を産みます。
孵化に成功し脱落がなければ雛は4羽ということになります。
毎年、雛連れの親子を3-5組観察できますが
雛か3羽しか確認できなかったのは一度だけで後は4羽の雛連れでした。
タマシギは1巣4卵です。過去に確認できた卵数も全て4個でした。
2009年8月21日。小さな1枚の休耕田に子連れのタマシギ3家族がいました。
♂親3羽と雛12羽が1枚の休耕田に合流していたのです。
合流と言っても一つのグループになって行動しているのではなく
家族単位で別々の行動をしていました。
稲刈り時期を迎え大型機械を入れるため水田の水が落とされ、
生息場所が干し上がりました。
1枚だけ残った草の生えていない休耕田に育雛中の家族が集結していたのです。
3羽の♂と12羽の雛、小さな休耕田に集まった3家族。
2度と見られないだろう光景でした。
2日後の8月23日、最後の採餌場所であるこの休耕田も干し上がり
3組のタマシギ家族は姿を消しました。
親子の生息に適した環境を求めて放浪いるのだろうか。
1キロ周囲に水気のある休耕田が一枚ありますが生息環境に向いていない。
水気のある休耕田は他になく、水路は深くて雛は歩けない。
3組の親子はどうしたのだろうか。乾燥した田園で雛が生き延びていけるのだろうか。
♂親は幼い雛を連れ歩いて何キロも移動できるのだろうか。
雨が降ってほしい。小さな命が救われるかも知れない。
掲載画像は雛づれの3家族です。
3家族を同一画面に収める写真は撮れなかった。
撮影:2009.08.21 松阪市
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A家族
タマシギは孵化1週間ほどたってもおねだりする雛に口移しで餌を与えます。
近郊で繁殖しているシロチドリ、イカルチドリ、コチドリ、ケリなどは
雛は生まれたその日から独力で採餌しています。
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A家族
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A家族
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A家族
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A家族
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B家族
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B家族
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B家族
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B家族
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C家族
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C家族
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C家族
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C家族
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タマシギの卵
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