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巣は草地に作られるのが普通で 乾燥している草地では地面を少し窪ませただけの簡単な巣です。 写真の場所は田園のあぜ道、水没の危険がある場所です。 このような場所では水かさが増えると、周囲の枯れ草で巣を盛り上げていきます。 大雨などで増水したときには枯れ草を積み増しその高さは30cmに及ぶ時もあります。 |
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タマシギはつがいになって3〜4日で卵を産みます。 4個の卵を産むのに通常4日間かかるので つがいになってから8日後に抱卵を始めることになります。 写真のつがいを初めて見たのが4月28日なので 8日後の5月5日か6日に抱卵を始めているはずですが 営巣場所を見つけたのは5月9日でした 抱卵期間は16日から19日間なので、 雛がみられるのは22日から25日あたりになるだろう。 そんな推理を楽しんでいます。 |
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求愛ディスプレイする♀。 ♂に対し翼を上方に伸ばし、蝶が羽ばたくように小刻みに振ってディスプレイする♀。 後ろの♂は残念ながら見ていない。この時♀はなんどもディスプレイを繰り返していた。 |
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威嚇ディスプレイする♀。 求愛のディスプレイではなく外敵に対しておこなう威嚇ディスプレイだと思います。 このような威嚇のディスプレイは雌雄とも行う。 タマシギは人や獣(外敵)が近づくと飛び出して急に逃げるようなことはせず、 草影やくぼみに身を伏せて外敵が通り過ぎるのを待ちます。 |
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外敵に対して身を伏せるタマシギ。 画像は頭をあげたところを撮りましたが目をはなせば泥土に溶け込んで見失ってしまう。 近づけば飛ぶでしょうが、そんなかわいそうなことはしません。 |
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ディスプレイする♂。 タマシギの求愛ディスプレイは♀の専売特許かと思っていました。 羽を大きく上げ、小刻みに震わせる。♂もディスプレイするのです。 |
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2008,07.07 産まれたての雛だったのだろう。歩けない雛、なんども裏返しにひっくり返り、 必死で起き上がり、親のそばに寄ろうともがく。 水死するのじゃないか、手を貸してあげたかった。 だが♂親は見て見ぬふり、自分の力でここまで来いということなのだろう。 きびしい自然を生き抜く力をつけさせるための愛の鞭?。 翌日、3羽の雛が親の後を追いかけている。 そのうちの1羽が昨日まともに歩けなかった子でした。元気な姿に感動する! |
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2008.07.26 生まれてから19日目の雛。 雛が独立する期間は20日から30日。まもなくこの雛たちも親離れします。 20日目以降、この雛たちを見かけることはなかった。 ♂親は次の繁殖行動に、子供たちは独立し、移動しました。 |