シロチドリ 幼鳥（11月）
幼鳥は頭頂からの上面が淡い灰褐色で♀の成鳥夏羽や冬羽に似ていますが
幼鳥の方が羽縁がはっきりしており、羽縁の内側に褐色のサブターミナルバンドがあります。
サルハマシギやオジロトウネン幼鳥のサブターミナルバンドよりは
淡いので擦れが出てくると分かりづらくなります。
淡色の羽縁は幼羽だけでなくフレッシュな夏羽にも冬羽にもありますが
サブターミナルバンドがあるのは幼羽だけです。
幼羽の特徴であるサブターミナルバンドが擦れで薄れてくると
♀成鳥冬羽との識別が難しくなります。
掲載個体をよく見るとサブターミナルバンドが肩羽に残っています。
幼羽と成鳥羽が酷似した種は野外で実物を繰り返し見て
全姿から幼鳥の雰囲気、成鳥の雰囲気を感覚で覚えることも大事なのだと思います。
撮影:2006.11.20 松阪市
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