セイタカシギ 交尾
2010年5月8日 セイタカシギの交尾を2度も目撃しながら撮りぞこねました。
翌日、交尾のチャンスを待ちました。昨日2度も交尾をした。
今日は駄目だろうと思いきやセイタカはパワフルでした。
雌雄が近くに並んだので注視していると
嘴を水に濡らし羽の中に入れる動作を繰り返してる。羽の手入れを繁雑に行なっている。
隣で♀が受け入れ態勢でじーと待っている。これが交尾の序曲なんだ。
距離は遠いがカメラの設定を見直し用意万端で待ちました。
ディスプレイから始まり交尾本番、交尾後のささやきまで撮影出来ました。
近郊で繁殖するシロチドリ、イカルチドリ、コチドリなどの交尾も見ていますが
セイタカシギの交尾後の行動はとても印象的でした。
♀をいたわるように抱く♂、甘えるようなしぐさを見せる♀。
まるで交尾の余韻に浸ってるような。
セイタカシギは家族愛の強い思いやりに満ちた鳥なのです。
発見もありました。♂も♀も次列風切羽先端が白く、足色も成鳥よりピンク味が弱い。
上面の羽も昨年生まれの若鳥の特徴が出ています。
2年前だったか。四日市で繁殖したひとつがいの♂は成鳥だったが♀は若鳥でした。
今回は♂も♀も若。若鳥同士の交尾。セイタカは雌雄とも成鳥でなくとも繁殖行動に入るのだろう。
もうひとつ不思議に思うことが
8日に2回交尾行動が見られ、翌9日私が目撃する前にも交尾が見られている。
2日間で4回の交尾。セイタカシギは絆を確かめるための疑似交尾が多いと思いますが
繁殖するために若鳥同士で交尾の練習をしているのだろうか。
撮影: 2010.05.09 松阪市
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