6月のセイタカシギ

2005年から2009年の5年間、6月上旬から中旬の間は若鳥・成鳥を問わず
セイタカシギの姿を見ることはなかった。
(正確には2009年は6月1日に♂の若鳥を見ていますがこの若鳥も6月3日にはいなくなった)

4月下旬から5月初旬に近郊の繁殖地に移動するとき
前年の子供(若鳥)も伴って行くのだろう。

繁殖の季節が間近になった4月
親鳥が子供を追い払う行動が見られるようになります。

子供の独立をうながしている親鳥の行動と考えられますが
親離れできない子供は繁殖地に連れて行くしかありません。
繁殖地に若鳥を連れで現れる家族も多いという。

6月の曽原大池で♂成鳥を見ることはありませんが
下旬に♀成鳥が単独で現れることがあります。

2009年までの5年間で確認できたのはいずれも6月下旬で
2006年6月27日、2007年6月30日、2009年6月30日と3度あります。

「5月のセイタカシギ」で記述した♀親の家族の放棄に当たるのだろう。
永久的な家族の放棄なのか、一時的な家族の放棄なのかはよく分からない。

当地で6月にセイタカシギを見ても
繁殖地に行かなかった若鳥か、繁殖地から戻ってきた若鳥か
営巣地のファミリーから離れた♀親です。

追記:2011年からは曽原大池で営巣するようになり、
6月に♂成鳥も見られるようになりました。

撮影: 2009.06.01 松阪市
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♀成鳥夏羽 2009.06.30

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♀成鳥夏羽 2007.06.30

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♀成鳥夏羽 2006.06.23
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♂第1回夏羽 2009.06.01

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