2月のセイタカシギ
同じ条件下で撮影した1枚目の♀成鳥と2枚目の♀第1回冬羽の虹彩を比べると
第1回冬羽の虹彩は細くて鈍い、瞳孔が大きく、目が成鳥より暗色に見えます。
2月の第1回冬羽では雨覆(幼羽)の摩耗が進んでいます。
足色は♀成鳥ではピンク味があり若鳥は鈍い肉色です。
下嘴基部の赤味は
♀より♂の方が早く薄れるというか消失する傾向にあります。
♂は第1回冬羽・第1回夏羽で嘴基部の赤味がないものもいます。
第2回冬羽では嘴全体が黒くなり赤味が残る個体は見られません。
♀は第2回冬羽でも嘴基部の赤味が残るものもいます。
当地ではセイタカシギは普通種ですが数は多くありません。
春秋の移動時期以外は1家族から多くても3家族まで。
2004年から2011年の8年間で秋に37羽が飛来したこともありますが通過群でした。
追記
2014年秋に1ヵ月以上に渡って30数羽が曽原大池に滞在しました。
最大38羽を数えました。
撮影: 2009.02.21 松阪市
1
♀成鳥冬羽
2
♀第1回冬羽
3
♂成鳥冬羽 (光の具合が悪く眼が入る写真にならなかった。)
4
♀第1回冬羽
5
第1回冬羽 ↑と同一個体
6
♂第1回冬羽
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