レンカク 成鳥夏羽(6月)

頭部から顔・前頸が白く、後頸が黄色、尾羽が長い典型的な夏羽です。
形態や生態はクイナに似ていますが
クイナはツル目(クイナ科)、レンカクはチドリ目(レンカク科)に分類されています。

レンカク科は6属8種おり、その殆どが♂より♀の方が大きく雌雄同色です。
日本に迷鳥として来るレンカクも♀の方が大きいのだろう。
3年前、この個体を観察出来たとき、思っていたより大きいなぁ〜という印象を持ちました。

3年後、幼鳥を観察したときレンカクってこんなに小さかったのかと。
3年間の時を経て大きさ迄はっきり覚えてはいませんが
成鳥との尾羽の長さの違いでそう思ったのかも知れないし雌雄の差かも知れません。
当個体は成鳥♀なのかも知れない。

レンカクは一妻多夫で、♂が抱卵・育雛をします。雌雄の役割が逆転している鳥です。
繁殖後の換羽ではカモの換羽のように、羽が一度に全部抜け落ち飛べなくなるようです。

この個体の撮影時、カメラマンが130人。三脚がずらっと並ぶ光景は
田舎で鳥見をしている私には異様でした。
多数の人間が並ぶ前に飛んできて採餌する。レンカクは警戒心の薄い鳥でした。

撮影:2006.06.24 奈良県
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成鳥夏羽 2006.06.24
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