オジロトウネン 成鳥冬羽(10月)

冬羽は頭部からの上面と頸から胸にかけて一様な灰褐色です。

掲載個体は幼羽に見られるサブターミナルバンドが見られず
上面が一様な灰褐色であることから成鳥冬羽と判断できます。
この時期の冬羽は摩耗がなくフレッシュです。

ハマシギと同じ水田にいましたが足が見えなかったり、
嘴が見えなかったりするとハマシギとよく似て見えることがあります。

ハマシギは全長約21cm、オジロトウネンは約13-15cm。
体長が5cm以上も違うのでハマシギと一緒にいるととても小さく見えます。
他の小型シギより足が短いことも、特に小さく見える一因でしょう。

図鑑に記載されている他の小型シギは
オジロトウネン13-15cm、ヒバリシギ13-15cm、トウネン13-16cm。
ヨーロッパトウネン12-14cm、ヒメハマシギ14-17cm、ヒメウズラシギ14-17cm。

小型シギの冬羽は体上面が灰色あるいは灰褐色の種が多いので識別に注意が必要ですが、
オジロトウネンは頭部や顔の縦斑が弱いのでのっぺりした顔に見えます。
足色は暗黄緑色で足の黄色いヒバリシギや黒いトウネンとの違いもあります。

撮影:2010.10.19 愛知県
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19
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成鳥冬羽 2010.10.19




↓比較のためのハマシギです。体の大きさは違いますが羽色は似ています。
ハマシギ 第1回冬羽 2010.10.19
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↓ハマシギ成鳥冬羽 2011.01.18
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