ミヤコドリ

虹彩の大きさ・輝き・瞳孔の小ささから見れば成鳥ではと思っても
嘴の先端に残る黒味、足色を加味して考慮すると
成熟した成鳥でなく若鳥、或いは若い成鳥ではないかとなります。

第2回冬羽以降のミヤコドリ。
成鳥までの各年代を羽から読みとる識別眼は今の私にはありません。

羽からの識別眼がなければ他の部位から判断を試みることになります。
眼や嘴や足色も判断材料にしてこうなのだろうと推測し年代を考えます。

ミヤコドリが3年で成鳥になると考えると、
嘴の先端に黒味が残る冬羽個体が見られるのは第3回冬羽迄で
成鳥の特徴を全て持つのは第3回夏羽からになると考えた方が納得できます。

成鳥の意味はむつかしい。繁殖年齢に達したか否かではなく
ミヤコドリのように成鳥になるのに数年かかると言われる鳥は
成長に伴って体の各部位が成熟した成鳥と変わらなくなった年齢と解釈します。

 1
虹彩や瞳孔の大きさを見ていると第3回冬羽の可能性も考えられるが
嘴の黒色部、足色から第2回冬羽と思われる。
 2009.11.07
 2
1枚目と同じ個体。足色や嘴の色から見れば第2回冬羽が妥当か。
 2009.11.07

 3
虹彩は広く輝きがあり足色もピンクが強いが嘴の先端部に黒味がある。
3年目の若い成鳥だと考える。
2009.01.02
 4
第2回冬羽あるいは第2回夏羽に換羽中であろうと思われる。
2009.03.01
 5
2009.03.18



↓2015年の雲出川河口のミヤコドリ
幼鳥から成鳥までの混群
 6
2015.11.06
 7
2015.11.06
 8
2015.11.10
 9
2015.11.10
 10
2015.11.28
 11
2015.11.28
 12
2015.11.30
 13
2015.11.30
 14
2015.11.30

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