ミヤコドリ 成鳥夏羽(4月)

成鳥夏羽は嘴が赤く、足色はピンク味がありますが
嘴の色が成鳥と同じように見えても足色が鈍く眼が暗色ぽく見えるものもいます。

光線の具合や、被写体との角度で眼が暗色ぽく見えたり
嘴の色も本来の色が出ていない場合もあります。
嘴や足の色、虹彩の色、一つだけを取り上げて成鳥と決めつけることは出来ません。

黒色の羽が災いして一枚一枚の羽が鮮明に見える写真を撮ることが難しく
羽衣からの年齢判断をいっそう困難にします。

特に3年目の若い成鳥か4年目の成熟した成鳥かの識別は羽衣からは難しい。
幼鳥は眼が暗色で、成熟するにつれ虹彩の輝きが増すケリやセイタカシギと同様
ミヤコドリの年齢識別を考える上で、羽衣に虹彩や瞳孔、足色を加味して
トータルで考える方がいいのでしょう。

成鳥夏羽の嘴は基部の方が赤く、先に行くほど淡い赤色になり
先端は黄色味がかる個体が多いです。

掲載の4月の夏羽個体を見ると冬羽時より上面の羽色に艶があり、
眼、嘴、足の赤味が強くなったのが分かります。夏羽が進んだ証拠でしょう。

撮影:2012.04.12ー2007.04.23, 2014.04.12
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成鳥夏羽 2012.04.12
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成鳥夏羽 2012.04.12
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成鳥夏羽 2012.04.12
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成鳥夏羽 2012.04.12
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嘴は泥で汚れている 成鳥夏羽 2012.04.12
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成鳥夏羽 2010.04.06
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成鳥夏羽 2010.04.06
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成鳥夏羽 2010.04.06
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前が成鳥夏羽 2009.04.11
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左:成鳥夏羽、 右:第1回夏羽  2009.04.11
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成鳥夏羽 2008.04.19
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成鳥夏羽 2008.04.19
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成鳥夏羽 2008.04.19
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成鳥夏羽 2007.04.23
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左:成鳥夏羽、 右:第1回夏羽  2007.04.23
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成鳥夏羽 2014.04.12
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成鳥夏羽 2014.04.12
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成鳥夏羽 2014.04.12
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成鳥夏羽 2014.04.12
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成鳥夏羽 2014.04.12
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成鳥夏羽 2014.04.12

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