ミヤコドリ 第2回冬羽(9月) ーー白い首輪が目立つ9月の第2回冬羽ーー

第2回冬羽は嘴の先端に黒味があり虹彩は成鳥のような輝きはありません。

掲載のミヤコドリは2008年と2010年に越夏した白い首輪のある個体です。
体の故障もなく繁殖地に旅立たず越夏したこと自体が若鳥である証になるだろうか。
こうした白い首輪のある幼鳥或いは若鳥が毎年のようにごく少数現れます。

ミヤコドリは世界に7種います。
ヨーロッパからロシア・ユーラシア東部沿岸で繁殖、アフリカや南アジア、オーストラリアなどで越冬。
日本を通過するのはロシア東部で繁殖する亜種H.o.osculansとされる。(参考文献:日本動物大百科)

ミヤコドリには白と黒のタイプと黒のタイプがあり、
クロミヤコドリ(アメリカ大陸西部)、ミナミクロミヤコドリ(南アメリカ西部)、
オーストラリアクロミヤコドリ(オーストリア大陸の沿岸)など
黒いタイプのものは、ほとんど岩礁で生活している。(参考文献:原色日本野鳥生態図鑑)

シギ・チドリ類ハンドブックには
「北米産のクロミヤコドリはカムチャッカで記録があり、
今後日本でも記録される可能性もある」と記載されています。

が、クロミヤコドリは岩礁を生活の場としている。
岩礁のない伊勢湾内で鳥見してる私の出番は永久にないでしょう。

撮影:2008.09.02-2012.09.17, 2016.09.29
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白い首輪が目立つ9月の第2回冬羽 2008.09.02
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白い首輪が目立つ9月の第2回冬羽 2008.09.02
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白い首輪が目立つ9月の第2回冬羽 2008.09.02
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白い首輪が目立つ9月の第2回冬羽 2008.09.02
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白い首輪が目立つ9月の第2回冬羽 2008.09.02
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白い首輪が目立つ9月の第2回冬羽 2010.09.07
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白い首輪が目立つ9月の第2回冬羽 2010.09.07



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第2回冬羽 2012.09.04
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第2回冬羽 2012.09.04
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第2回冬羽 2012.09.04
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第2回冬羽 2012.09.04
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第2回冬羽 2012.09.04
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第2回冬羽 2012.09.14
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第2回冬羽 2012.09.14
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第2回冬羽 2012.09.14
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第2回冬羽 2012.09.17
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第2回冬羽 2012.09.17
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第2回冬羽 2012.09.17
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第2回冬羽 2012.09.17
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第2回冬羽 2016.09.29
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第2回冬羽 2016.09.29
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第2回冬羽 2016.09.29

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