ミヤコドリ 第2回夏羽に換羽中(4月)

4月になると夏羽の完成度が上がって来ます。

成鳥夏羽と第2回夏羽は
上面の羽色がよく似ていて羽衣からの識別は難しいですが
虹彩や瞳孔の大きさ、嘴先端の黒色部のあるなし、
足のピンク味の強さなどを見ていくと
A個体を成鳥夏羽、B個体を第2回夏羽と識別できます。

B個体はA個体(成鳥冬羽)より足の赤味が鈍く、虹彩は幅が狭く赤味も鈍い。
また、第1回夏羽でないことはC個体との比較で分かります。

第1回夏羽と第2回夏羽は羽衣から識別が可能です。
B個体(第2回夏羽)に幼羽は見られませんが
C個体(第1回夏羽)は擦れた褐色の幼羽が雨覆、三列風切の一部に残っています。

撮影:2008.04.19−2014.04.112
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A個体(左):成鳥夏羽  B個体(右):第2回夏羽 20008.04.19
B個体は初列風切内側3枚、1Pから3Pに新しい冬羽が出ています。
4Pから10Pは旧羽の冬羽。
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A個体(左):成鳥夏羽  B個体(右):第2回夏羽 20008.04.19
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A個体(左):成鳥夏羽  B個体(右):第2回夏羽 20008.04.19
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  左:第2回夏羽  右:成鳥夏羽  20008.04.19

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左(C個体):第1回夏羽  右:第2回夏羽 2009.04.11
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第2回夏羽 2014.04.12
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第2回夏羽 2014.04.12

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