キョウジョシギ 3月の成鳥冬羽と第1回冬羽

3月になると成鳥も冬羽に換羽してから半年ほどになるので
各羽の擦れが進んできます。

第1回冬羽の雨覆・三列風切はそれ以上に擦れが進んでいるので
擦れの程度から成鳥と第1回冬羽の識別を試みることになります。

6月に雛が孵化したとすると1ヶ月後の7月には幼羽に換羽を終えます。
3月だと幼羽は8ヶ月ほど経過しており
しかも成鳥羽(冬羽)に比べ幼羽は軟らかいので摩耗が早いです。

2枚目から6枚目のA個体と7枚目から10枚目のB個体の羽衣を比べると
A個体の雨覆、三列風切はB個体より明らかに摩耗が激しいです。

A個体を第1回冬羽、B個体を成鳥冬羽と判断出来ます。

撮影:2011.03.22 津市
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左後ろ:第1回冬羽(A個体)、 右前:成鳥冬羽(B個体) 2011.03.22
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A個体 第1回冬羽 2011.03.22
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A個体 第1回冬羽 2011.03.22
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A個体 第1回冬羽 2011.03.22
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A個体 第1回冬羽 2011.03.22
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A個体 第1回冬羽 2011.03.22
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B個体 成鳥冬羽 2011.03.22
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B個体 成鳥冬羽 2011.03.22
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B個体 成鳥冬羽 2011.03.22
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B個体 成鳥冬羽 2011.03.22