コチドリ 雛(6月)

春秋の渡り期には個体数が増え繁殖もしているコチドリなので
普通種感覚が抜けませんがそれは春から秋までのことです。
当地では厳寒期にコチドリと出会うことはまずありません。

シギ・チドリの渡りが始まる前の2月下旬に近郊に現れることが多い。
三重県内或いは隣県で越冬していたのが移動してくるのだと思います。

繁殖期は4月から7月で雛の姿を見るのは6月が多いです。
普通4個の卵を産み3週間ほどで孵化します。
孵化した雛は親鳥から餌を与えられることはなく独力で採餌します。

よく似たイカルチドリとシロチドリの卵数は2・3個で4個は見られません。
コチドリの卵数の多さにどういう意味があるのだろうか。
繁殖後の事故がそれだけ多いということになるのだろうか。

4個の卵を産むのが普通でも親離れするまでに4羽とも育つことも少なく、
繁殖とその後を観察していると生き延びることの難しさを痛感します。

ーー綿羽に覆われた雛のなんとかわいいことかーー

撮影:2011.06.06-2011.06.10 松阪市
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雛 2011.06.06
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