コシャクシギ 成鳥夏羽(4月)

三重県中部でも春秋に渡来していたようですが
2005年以降に観察できたのは3度だけです。

最も会いたいシギの一つでした。やっとその願いがかなった初めてのコシャクシギです。
これでシャクシギの大・中・小(ダイシャク・チュウシャク・コシャク)を撮影できました。

逆光、距離70-100m、15分ほど夢中でシャッターを押しまくっても
光線具合悪く満足な画像は残らなかった。

飛ばれて以降、その日は3人で近辺を探しましたが見つけられず諦めました。
翌日も早朝から出動しましたが探せずに諦めかけていた午後、
情報を知らない鳥友から「コシャクが居る」との連絡。

やっぱし、まだ居たのだ。急いで現地に戻り遠くの草の中で頭だけ出しているコシャクを発見、
バーダーは誰もいないがまたもや距離100m。草かぶりで撮影はお手上げ状態でした。
2-3度、水面にちょろっと出てきてはまた草の中に。

農作業の人に飛ばされ見失ったのが3度、
最後はハヤブサに追い立てられ遠くに消えていきました。

バフ色の眉斑が幅広く目先の褐色部が小さいせいか
顔がチュウシャクシギより白っぽく見えます。

チュウシャクシギより嘴は短く、湾曲も小さく、先が少し下方に曲がっている。
体もコシャクシギの方が小さくほっそりとしています。
軸斑の黒味が強いので羽縁とのコントラストが強いです。

撮影:2011.04.25  松阪市
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以下↓ 同一個体 2011.04.25
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2011.04.25
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2011.04.25
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コシャクシギの腰はチュウシャクシギのように白くはなく褐色ぽい。
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左:エリマキシギ     右:コシャクシギ
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左:コシャクシギ     右:エリマキシギ
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左:チュウシャクシギ     右:コシャクシギ
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左:コシャクシギ     右:チュウシャクシギ
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2011.04.25

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