コオバシギ 幼羽の模様

上面(肩羽・雨覆)の軸斑に模様のある幼鳥です。

2006年から2010年までの5年間で撮影した50個体余りの幼鳥を
調べてみましたが、軸斑に模様があるのは1個体のみでした(A固体)

淡色の羽縁とその内側にサブターミナルバンドがあり
軸斑が一様な淡褐色のB個体が普通に見られる幼鳥です。

「シギ・チドリ類ハンドブック」に描かれているのは知っていましたが
2タイプの幼羽を意識して観察・撮影したこともなかった

軸斑に黒褐色の模様のあるタイプ
三重に渡来する幼鳥では希少価値です。

2年前の記憶をたどると、3羽の内、体の黒味を強く感じた1羽で
「黒味の強い子だなぁ」と見えたのは軸斑の黒さのせいであったのだ。

撮影:2008.08.26 津市

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↑A個体            2008.08.26             ↑B個体
2
左がA個体    右がB個体 2008.08.26
3
右から2番目がA個体 2008.08.26
4
A個体 2008.08.26
5
A個体 2008.08.26
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A個体 2008.08.26
7
B個体 2008.08.26
8
B個体 2008.08.26

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