キアシシギ 第1回冬羽(11月)

当地のキアシシギは10月中には旅立っていくのが普通で
年齢に関係なく冬羽を観察出来る機会はとても少ない。

11月に観察した幼鳥を調べてみると
2007年から2011年までの5年間で3度の出会いがありました。
2008年11月1日、2010年11月6日、そして掲載の2011年11月5日です。

11月に2度の出逢いがありながら記憶がありません。
2度とも幼羽に近い換羽中の個体だったからと思います。

成鳥冬羽なら言うに及ばず第1回冬羽でも私にはとても貴重であり、
忘れてしまうことなどありえません。
当地でキアシシギの冬羽を観察出来ることはまずないからです。

キアシシギの第1回冬羽への換羽は混群をよく組むソリハシシギと比べると遅いです。
過去10月下旬から11月初旬に観察したものは第1回冬羽に換羽中の羽衣ばかりでした。
第1回冬羽と言える程換羽が進んでいません。

掲載個体の第1回冬羽への換羽は早いです。
雨覆と三列風切の羽縁に幼羽の証であるサブターミナルバンドと細かい白斑と黒斑が残り
肩羽の大部分が冬羽に換羽しています。
キアシシギ第1回冬羽、いつまでも記憶に残るうれしい出会いでした。

撮影:2011.11.05
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第1回冬羽 2011.11.05
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第1回冬羽 2011.11.05
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第1回冬羽 2011.11.05
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第1回冬羽 2011.11.05
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第1回冬羽 2011.11.05
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第1回冬羽 2011.11.05

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