イカルチドリ 成鳥 夏羽に換羽中(12月)

当地では大きな群れを作らず10羽までの小群でいることが多いです。
2011年12月10日の6羽の群れは第1回冬羽が4羽、成鳥が2羽と思われました。
河川で越冬しているのは成鳥より幼鳥が多く、成鳥はより南に移動するのでしょう。

12月にもなると幼鳥は背・肩羽を冬羽に換羽し新しく、
雨覆や風切羽などに残っている幼羽の摩耗が進んできます。
一方、成鳥も12月だと冬羽の摩耗が見られだします。

イカルチドリは上面が特徴のない羽模様なので
角度によって羽が激しく摩耗しているように見えたり
そうでないように見えたりはします。

12月だと冬羽より幼羽の擦れの方が激しいはずだから
肩羽の冬羽に比べ雨覆の幼羽の擦れが目立つはずです。
掲載の個体は上面に幼羽と思われる羽が見当たらない。

前頭の黒色部分が強く胸の黒色帯も冬羽より黒味が強く太く思われることから
夏羽への換羽が進行している♂成鳥と思う。

撮影:2011.12.10 松阪市
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成鳥 夏羽に換羽中 2011.12.10
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成鳥 夏羽に換羽中 2011.12.10
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成鳥 夏羽に換羽中 2011.12.10
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成鳥 夏羽に換羽中 2011.12.10
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成鳥 夏羽に換羽中 2011.12.10
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成鳥 夏羽に換羽中 2011.12.10

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