11月のハマシギ

2016年11月1日の3個体。
A個体とB個体は肩羽の軸斑が黒く、黄橙色の羽縁がある羽が残っています。

この羽は幼羽なのか、夏羽の残りなのか考えは二転三転しましたが
夏羽の残りだとすれば11月なのでもっと擦れが激しいはずです。

幼羽の羽縁は橙味がある個体と白い羽縁の個体がいます。
A個体は雨覆や三列風切の羽縁に橙味があり幼羽と思われ
第1回冬羽に換羽中と判断しました。

第1回冬羽の換羽が進んでくると年齢識別が難しくなります。
11月には雨覆・三列風切の軸斑の褐色味も擦れで淡くなり
幼羽と冬羽を見分けづらくなります。

A個体の肩羽の黒色の羽、橙色の羽縁のある羽を幼羽と考え第1回冬羽に換羽中と判断。
B個体の肩羽に残る黒色の軸斑に黄褐色の羽縁のある羽も幼羽と判断。
C個体は上面が全て一様な灰褐色の冬羽に見えます。

撮影:2016.11.01
 1
A個体 第1回冬羽に換羽中 2016.11.01
 2
B個体 第1回冬羽に換羽中 2016.11.01
 3
C個体 成鳥冬羽 2016.11.01

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