ハマシギ 成鳥夏羽(5月)

夏羽は腹部に大きな黒色の斑が出るので他種との識別が容易です。
上面の羽模様がミユビシギに似て見えるものもいますが
嘴の長さ、下面の黒斑の有無、羽色など識別点は多いです。

難しいのは成鳥夏羽か第1回夏羽かです。
5月になると雨覆や三列風切の擦れが激しい個体が見られます。

明らかな幼羽が残っていないと擦れの激しさだけで
成鳥夏羽か第1回夏羽かの識別は出来ないのかも知れません。

追記 第1回夏羽の羽衣
ハマシギの夏羽は雨覆や三列風切の擦れが激しい個体が多い。
その中で特に激しく擦れている個体を第1回夏羽との考えに陥りやすいが
「5月の特異な羽衣(1)・(2)」で掲載した羽衣の個体が第1回夏羽ではないだろうか。

ハマシギ第1回夏羽は成鳥夏羽のような羽衣にならない。

上面に赤褐色の羽も出なければ下面に黒斑もでない。冬羽のような羽色で終わる。
図鑑の裏付けはありませんが第1回夏羽の羽衣をそう考えたい。

撮影:2009.05.08-2016.05.10
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成鳥夏羽 2009.05.08
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成鳥夏羽 2009.05.09
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成鳥夏羽 2011.05.07
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成鳥夏羽 2011.05.14
 5
成鳥夏羽 2011.05.14
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成鳥夏羽 2012.05.10
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成鳥夏羽 2012.05.12
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成鳥夏羽 2012.05.12
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成鳥夏羽 2012.05.14
 10
成鳥夏羽 2012.05.14
 11
成鳥夏羽 2015.05.02
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成鳥夏羽 2015.05.02
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成鳥夏羽 2016.05.10
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成鳥夏羽 2016.05.10
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成鳥夏羽 2016.05.10

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