エリマキシギ 雌雄を考える 体の大きさ

♂と♀のサイズが明らかに違うと思われるエリマキシギも
体の大きさから雌雄の判断をするには限界がある。

1枚目の画像で右の個体は体も大きく、伸ばした頸が長い。
明らかに♂の特徴を姿であらわしている。

図鑑のサイズでは♂は26-32cm、♀は20-25cm。
♂の小さいのと♀の大きいのではわずか1cmしか違いがない。
現実には図鑑のサイズに当てはまらない、はみ出し者が必ずいるはずだから
♂の小さいのより大きい♀がいてもなんら不思議ではなし。

3枚目と4枚目の中間的な大きさの個体、
このような個体は大きさで雌雄の判断はできない。
大きさは目安になっても雌雄判別の決定打にならない。

雌雄は大きさを目安にして、
体型と羽衣・羽色から考えるのがより正確な判断が出来ると言うことになるのだろう。

撮影:2010.09.08-2010.09.11 松阪市 エリマキシギ幼鳥
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体の大小から左が♀、右が♂と思われる。
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左が♀、右が♂と思われる
3
左と奥が小さく♀と思われる。右から2個体目は右隣の♂から見れば小さく
左端の♀から見れば大きい中間的なサイズ。
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一番前が♀と♂の中間的な大きさの個体。
伸ばした頸が長く見える体形から♂の可能性が大きい。

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真ん中の小さい個体が♀
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左後ろはサルハマシギ。左前はエリマキシギ♀ 右は♂
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後ろはサルハマシギ 前はエリマキシギ♀
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