ダイシャクシギ 幼鳥(9月)

ダイシャクシギは幼鳥と成鳥の羽衣がよく似ています。

図鑑の幼鳥の特徴を拾ってみると
@成鳥より嘴が短い。
A肩羽と三列風切の軸斑が強く羽縁とのコントラストが明瞭。
B胸や脇はバフ色がかり縦斑が成鳥より細かい。

ホウロクシギは8月から9月初旬に幼鳥が渡来しますが
幼鳥の嘴が成鳥より明らかに短いので
成・幼の判別は嘴だけでも容易にできます。

一方、ダイシャクシギはホウロクシギより渡来が遅いこともあるのか
嘴が短い幼鳥らしい幼鳥を見ることができません。

@渡来時の幼鳥の嘴は♂成鳥と変わらぬほど伸長しています。
嘴の長さで幼鳥と♂成鳥を確実に識別することは出来ません。
♂成鳥も嘴が短いからです。

A軸斑と羽縁とのコントラストはフレッシュな幼羽でないと
成鳥との違いが難しい場合が多い。

B胸の縦斑が成鳥より細かいというのは幼鳥の事であって
第1回冬羽には当てはまらないようです。 第1回冬羽で問題ない個体の中にも
胸の縦斑が細かいものからそうでないものまでいます。

撮影:2015・09.18, 2015.09.21 松阪市
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.18
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幼鳥 2015.09.21
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