アオアシシギ 第1回冬羽に換羽中(11月)

11月の成鳥は冬羽への換羽が終わり、
上面は一様な新しい灰褐色の冬羽に換羽しているのが普通ですが
冬羽への換羽が異常に遅い個体も稀にいます。

一方、幼鳥も11月になると上面の擦れが目立ってきますが
まだ幼羽の特徴が読み取れる程度の擦れが普通です。

掲載の2個体は擦れた褐色の羽が多く残っています。
A個体は擦れた羽の羽先が尖り気味に見えることから
第1回冬羽に換羽中と判断していいかと思います。

一方、B個体は擦れた羽の形状で成・幼を読みとることは困難です。
原形を留めない程に激しく擦れているからです。

雨覆・三列風切だけでなく初列風切の摩耗が11月の幼羽にしては
激しすぎることから冬羽への換羽が遅れている成鳥だと考えられます。
11月下旬になっても肩羽に冬羽が数えられるほどしか出ていません。

撮影:2009.11.27-2008.11.01 松阪市
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A個体 第1回冬羽に換羽中 2009.11.27
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A個体  2009.11.27
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A個体  2009.11.27
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A個体  2009.11.27
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A個体  2009.11.27
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A個体  2009.11.27
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A個体  2009.11.27
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A個体  2009.11.27



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B個体 成鳥 冬羽に換羽中  2008.11.01
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B個体 2008.11.01

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