アカエリヒレアシシギ 2011年9月21日 台風で避難してきた大群

数の少ない鳥ではないですが洋上生活が主なため、
三重中部の沿岸沿いでは毎年、渡りの時期に1・2度見られる程度です。

2011年9月.21日。
台風15号の通過で沖が時化、伊勢湾沖を通過していたと思われる群れが
松阪市の水田に少なく見ても300羽、推定400-500の大群が避難してきた。

伊良湖航路で渡り途中の数百のアカエリヒレアシシギ群を見ることがあっても、
水田の400-500は凄い! 三重の内陸部でこれほどの記録はないでしょう。
台風明けの翌22日。天気回復を待っていたかのように少数を残して洋上に戻って行った。

出逢いの幸運に恵まれた2時間ほどだったが、
水田の稲刈り後で2番穂が伸びた畦の間を動き回るアカエリヒレアシシギを
撮るのは容易ではなかった。

あたり一帯の水田10ヶ所ほどで20-100単位で行動するアカエリヒレアシシギ。
あちこち飛び回り、せわしなく動く、とてもカウントできる状態ではなかった。
船上から航路で飛ぶ群れの観察と違い近距離でこれだけの数を見れたのは凄い!

冬羽に近いものからから夏羽を多く残す成鳥、フレッシュな幼鳥まで
幅広い年代の群でした。

夕刻の鳥見でなかったら飽きることなく一日中眺めていたことだろう。
明るさ不足で飛びものがぼけ写真ばかりで使い物にならずが残念と言えば残念。

稲穂のない一枚の田んぼに数百がまとまり群れていれば写真も見栄えしたのですが、
10か所ほどに群れが分散していては。
台風が通過直後の吹き返しの強風が残る夕刻でした。

撮影:2011.09.21 松阪市
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