ソリハシシギ フレッシュな幼羽(8月)

 サブターミナルバンドのバリエーション

愛用の「シギ・チドリハンドブック」に
雨覆・肩羽の羽縁の内側に短黒線があると記載されている。
この短黒線のある鮮明な幼羽を撮るのに3年かかりました。

鮮明に写し取るには近距離撮影でなければならず、
フレッシュな個体でなければ短黒線は摩耗で消失しています。

チャンスは幼鳥の渡来がある8月中旬から遅くても下旬まで。
撮るのに3年かかったと言っても撮影の機会は1年のうち半月ほどしかありません。

その間に撮影条件の良いところで摩耗のない幼鳥を探しだし
撮るのは思ってた以上に難しかった。遠距離、逆光のポイントが多くて。

2枚目の写真を見て思うことは、
もし嘴が見えず上面の羽模様だけしか見えなければ
ソリハシシギとは分からず「あなたは誰?」となっているでしょう。

羽縁の内側のサブターミナルバンドが
1枚目の個体は図鑑でよく説明されている羽軸とのT字型斑。
2枚目の個体はC字型斑に見えます。

2010.08.14ー2010.08.21
 1
幼鳥 羽縁の内側に短黒線がある 2010.08.14
 2
幼鳥 羽縁の内側にC字型斑がある 2010.08.21
 3
幼鳥 2010.08.21
 4
幼鳥 2010.08.21
 5
幼鳥 2010.08.21
 6
幼鳥 2010.08.21
 7
幼鳥 2010.08.21
 8
左:成鳥 右:幼鳥 2010.08.21
 9
幼鳥 2010.08.21
 10
幼鳥 2010.08.21

三重の野鳥 光昌のホーム