セイタカシギ ♀親 育雛の放棄
セイタカシギは一年の大半をつがいあるいは若鳥を交えたファミリーで
行動するのだと思っていました。
6月27日近郊の池に飛来してきた♀成鳥1羽が1ヶ月後の7月27日今も滞在している。
6月中下旬といえば抱卵中あるいは子育てに忙しい時。なぜ成鳥♀が1羽で来る?
この♀はつがいを形成しなかったのかと不思議でした。
↓の記事を読みそうかそうなのかと疑問が解けました。
「セイタカシギは育雛の途中で♀親の半数が育雛の縄張りに♂親と雛を残して姿を消してしまう。
この♀親による家族の放棄は平均すると雛の孵化後21日目に起こる」(日本動物大百科鳥類1)
そうかこの母親も家族を放棄したくちなのか。
7月27日 繁殖を終えた1家族(子供4羽と♂親)が同じ池にやってきましたが
この家族も♀親の姿がない。
過去、幼い子供(幼鳥)連れのファミリーをなんども見ていますが、
両親がそろった家族と♀親のいない家族がいる。
♀親が家族と離れて姿を消したあと♂親だけで雛を育ててきたのだろう。
セイタカシギは三重県中部では普通種だけど
その生態は地元で繁殖するシギ・チドリと異なるところがあり興味深いです。
つがいの一時的な解消もありますが
正常な雌雄のつがいの他に♀同士のつがいが見られることもあるという。
2009.07.27 松阪市
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2009.07.27
♂親と4羽の子供 このときも♀親の姿はなかった。
セイタカシギぎ5羽の他にケリとアオアシがいます。
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