オオメダイチドリ ♂成鳥夏羽(5月)

近郊の海岸に毎春、50-100のメダイチドリが渡来します。
そのメダイチドリの群れにオオメダイチドリが混じることがありますが
複数の渡来はなく単独ばかりです。

採餌は干潟に出て蟹やゴカイなどを捕食し、潮が満ちて干潟が無くなると
浜辺や石積みで休息をとっています。

普段からメダイチドリの採餌場所と休息場所を把握しておくと
オオメダイチドリだとて効率よく探し出せます。

それよりどのような姿勢で休息をとっているか。
背を向けていれば嘴は見えず、足元に障害物があれば足の長さは分からず
寝ている姿勢によっては大きさも分かりづらい。

まずは群れの中で上面も下面も羽色が淡いのを探します。
メダイチドリの羽色は濃く、オオメダイチドリの羽色は淡い傾向が強いからです。

長くて淡色ぽい足色、嘴はメダイチドリより長く太く頑丈そうに見え
嘴先端よりのふくらみはメダイチドリのように目立たない。

以上は大まかな特徴で全ての個体がこの特徴を満たすとは限りません。
掲載のオオメダイチドリが行動を共にしていたメダイチドリの中にも1羽
当オオメダイチドリよりも明らかに体の大きいメダイチドリがいました。

♂夏羽は後頸から胸にかけて淡いオレンジ色で、前頭・眼先・頬の黒味が強い。
♀夏羽の顔の黒色部は褐色で、オレンジ色部も♂より淡いです。
当個体は♂成鳥夏羽です。

冬羽は雌雄とも顔の黒色部と胸のオレンジ色部が褐色になり
雌雄の識別は難しくなります。

撮影:2007.05.01ー2007.05.03 松阪市
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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左がオオメダイチドリ、右はメダイチドリ
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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左はメダイチドリ 右がオオメダイチドリ
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.01
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 ♂成鳥夏羽 2007.05.09

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