オオメダイチドリ 幼羽2個体の比較

1週間ほど前から姿を見せていたA個体は警戒心が強く
8月22日にやっと撮影成功。翌23日に新たにB個体を撮影しました。

A個体は淡褐色の羽色で嘴は太くて長く、足も長い。
これぞオオメダイチドリ幼鳥という雰囲気を持っていました。

このA個体を見た後でB個体を見ると成鳥と思ってしまう。
頭部から上面にかけて灰褐色ぽく、受ける雰囲気が幼鳥ぽくない。

羽色は光の具合によって変わるのであてにならない面があります。
その後4日間観察しましたがB個体はA個体とは明らかに羽色が違っていた。

HP「今日の一枚」に成鳥としてB個体をあげましたが、
その後の観察の結果、幼鳥と考えを変えました。

A個体だけでなくB個体にも
幼羽の特徴であるサブターミナルバンドが見られます。

2個体とも摩耗が見られますが
幼羽の特徴であるサブターミナルバンドが一部残っています。

メダイチドリ幼鳥は8月だと
サブターミナルバンドが鮮明に見えるフレッシュな幼鳥をよく目にします。
オオメダイチドリ幼鳥はメダイチドリ幼鳥よりサブターミナルバンドの消失が早いです。

メダイチドリに比べ渡来数が少ないオオメダイチドリ
この4年間の秋の渡りではメダイチドリの渡来数100羽に対して
オオメダイチドリは1羽から2羽です。

撮影:2010.08.22-2010.08.28 津市・松阪市
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2010.08.22 幼鳥 2010.08.23 幼鳥
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B個体 幼鳥
幼羽の証になるかサブターミナルバンド
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↑と同(B)個体 幼鳥
 サブターミナルバンドのある羽を後姿で見る。
 4
A個体も肩羽に複数枚サブターミナルバンドがある。 


これより↓はB個体 撮影日:2010.08.24-2010.08.27
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥
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B個体 幼鳥

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