オオハシシギ 2011年の越冬 成鳥と第1回冬羽

尾羽の横斑模様

2010年も11月27日に1羽が渡来しその後1羽合流し2011.04.05まで滞在しました。

2011.03.05に2羽の尾羽を撮りました(画像1枚目)
A個体とB個体の尾羽の黒色横斑の幅に違いがあります。
年齢差なのか、雌雄差なのか、個体差なのか。

A個体は尾羽の横斑模様の幅が広く下尾筒の斑はB個体より大きく黒色味が強い。
体は大きく嘴も長いので♀。B個体はやや小さく嘴も短めで♂と思われる。

ーー初渡来からの観察記録をたどって見るーー

2008年に幼鳥(第1回冬羽)2羽が初めて伊勢市で越冬しました。
この幼鳥2羽のうち1羽は体が大きく♀と思われ尾羽の横斑が広い。
(横斑が広い当個体を便宜上A個体とする)

2009年の越冬は成鳥1個体。
尾羽の横斑の広さと下尾筒の黒色斑の位置・大きさ・黒色の強さから
昨年(2008年)越冬した幼鳥(A個体)が再び渡来したと思われる。

2010年の越冬2羽は成鳥と幼鳥でした。
成鳥個体は尾羽の横斑模様・下尾筒の斑から3年目のA個体でいいと思われた。
昨年・1昨年と越冬したA個体が幼鳥1羽を伴ってきたと考えられる。

2011年の越冬2個体も成鳥と幼鳥(第1回冬羽)でした。
1羽は同場所で越冬を続けている4年目のA個体かとも思いましたが
尾羽の幅は広いが摩耗が激しい幼羽と思われる羽があり、
A個体ではなく第1回冬羽と判断しました。

尾羽や下尾筒の斑の違いは年齢の差でない事は確か。
幼鳥にも成鳥にも尾羽の横斑の広い個体がいる。

残るは雌雄の差か個体差かに絞られるが分からない。
観察個体数が少ない上に尾羽の模様となると撮影できる機会も限られます。

今後オオハシシギと出逢いがあれば尾羽模様、下面の黒斑を意識しての観察が必要。

2011.03.05 伊勢市
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A個体(第1回夏羽に換羽中)  B個体(成鳥夏羽に換羽中)
尾羽の模様の違いは個体差か雌雄差か?
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A個体(第1回夏羽に換羽中)     2011.03.05     B個体(成鳥夏羽に換羽中)
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A個体(第1回夏羽に換羽中)     2011.03.05     B個体(成鳥夏羽に換羽中)
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B個体(成鳥夏羽に換羽中)     2011.03.05    A個体(第1回夏羽に換羽中)
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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A個体(第1回夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05
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B個体(成鳥夏羽に換羽中) 2011.03.05

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