5月1日のムナグロ ♀成鳥?

黄金色の斑が鮮明なとても綺麗な羽模様をしていた。

顔から胸・腹に黒斑はなく、眉斑から下尾筒まで連なる白色部もない。
群中で当個体だけが黄色味が強く黄金色に光り、ひと際目立っていた。

黄金色に光るのは新しい羽の証拠であり、5月なので新しい羽は夏羽と言えます。
他の個体は下面が黒くなった夏羽か、黒斑が散らばる成鳥でした。

成鳥夏羽のような羽衣にならず不完全な換羽で終わる第1回夏羽は
他種でも見られますが、雨覆や風切羽に激しく擦れた幼羽が残っています。

掲載個体は雨覆や三列風切に擦れが見られず、とても綺麗な羽衣をしています。
第1回夏羽であれば雨覆や風切羽の一部に擦れの激しい幼羽が残るはず。

背・肩羽・三列風切の黒色の軸斑と黄金色の斑。
羽衣の綺麗さがいつまでも記憶に残る個体でした。

5月1日撮影なので幼鳥であろうはずもなし、
上面に特に擦れた羽が見られないことで昨年生まれの若鳥でもなし
頭部から下面の換羽が遅れている成鳥、換羽中の♀なのだろうか。

夏羽への換羽が進んだ同じ日の成鳥を6枚目に掲載しました。

撮影:2010.05.01 松阪市
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夏羽に換羽中の♀成鳥か? 2010.05.01
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1枚目と同一個体 2010.05.01
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1枚目と同一個体 2010.05.01
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1枚目と同一個体 2010.05.01
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1枚目と同一個体 2010.05.01


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♂成鳥夏羽 2010.05.01


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