キアシシギ 幼鳥(9月)
台風通過後の波静かな浜辺でアカエリヒレアシシギを撮影中に目の前に飛んできて
2分程で飛び去った1羽のキアシシギ。
体全体に黒味が強く嘴が基部まで黒い。眉斑が目の後方でぼやけていかつい顔に見える。
初列風切が尾羽より突き出て見える。メリケンキアシシギかと思った個体です。
夏羽ならメリケンキアシシギとキアシシギの識別に難しさはありませんが
メリケンキアシシギの冬羽や幼羽は見たこともなく識別に迷いました。
3年後、再度見直してみると尾羽は無斑ですが上尾筒には模様があるように見えます。
メリケンキアシシギは上尾筒に模様は入らない傾向にあるし胸の灰黒色斑が脇まで及んでいません。
大雨覆と三列風切の羽縁にキアシシギ幼鳥の特徴である小さな白斑と褐色斑があることからも
キアシシギ幼鳥の個体差の範疇と結論しました。
撮影:2007.09.17 松阪市
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