イソシギ 2012年冬羽から夏羽(1-7月)

2012年撮影の1月から7月の成鳥を順を追って掲載しました。
すべて別個体です。

夏羽と冬羽の羽模様がよく似ているイソシギ。
夏羽には冬羽にない肩羽・雨覆に特徴ある錨型の模様がある個体もいます。

1枚目から6枚目(1月から4月)の画像を見ていくと
月日の進みとともに冬羽の擦れが進んでいくのが分かります。

8枚目(4月24日)の個体は
肩羽、雨覆の大部分が擦れのない綺麗な羽衣をしていますが
錨型模様の黒色の斑がありません。

「成鳥冬羽(1月)」で掲載した個体の羽模様に似ているので
比較的新鮮な羽衣を保っている冬羽個体かとも思いますが
冬羽であればもう少し擦れが目立つと思われることから
黒い錨型の斑がない夏羽なのでしょう。夏羽のバリエーションの一つかと思う。

9枚目(4月26日)の個体では
上面に黒い錨型の斑が出ていることから夏羽の羽衣と分かります。

夏羽には錨型の黒斑があるものとないものがいます。
その違いはなにか、夏羽に二つのタイプがいるのか、それとも雌雄差なのか
これは今後の課題にします。

最後14枚目にフレッシュな幼羽を掲載しました。
黄褐色の羽縁とその内側にサブターミナルバンドがあり各羽がいかにも初々しいです。

撮影: 2012.01.27-2012.07.18 松阪市
 1
成鳥冬羽 2012.01.27
 2
成鳥冬羽 2012.02.14
 3
成鳥冬羽 2012.0312
 4
成鳥冬羽 2012.03.17
 5
成鳥冬羽 2012.03.25
 6
成鳥冬羽 2012.04.07
 7
成鳥夏羽に換羽中 2012.04.14
 8
冬羽のような羽衣をしている成鳥夏羽 2012.04.24
 9
成鳥夏羽 2012.04.26
 10
成鳥夏羽 2012.06.26
 11
成鳥夏羽 2012.07.10
 12
成鳥夏羽 2012.07.15
 13
成鳥夏羽 2012.07.18
 14
幼羽 2012.07.10

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