ホウロクシギの渡り

大型シギの秋の渡り。ホウロクシギ76羽の群れ飛ぶ姿は壮観でした。
76羽すべてを1画面に収めたかったのですが超望遠800ミリでは入りきらず、
500ミリに変えたがそれでも入りきらない。

渡りのホウロクシギ76羽を収めることはできなくても雰囲気は写真からつかめます。
2010年の記録写真として掲載します。

雲出川河口では1年前の2009年9月にも大挙渡来に遭遇しています。
河口に降りていたホウロク群を見つけた時は飛ぶ時でした。

カウントする間もなく、写真に撮る暇もなく、頭上を通過して行きました。
推定100羽程の群れでしたが、チュウシャクシギも10羽程混じっていました。

2010年3月10日に安濃川河口でも56羽が干潟に降りていた。

ホウロクシギは春秋に50-100羽の群れで渡来します。
毎年、繰り返されるであろう春秋の渡り、
今後も運があれば遭遇し写真も撮れることになるだろう。

50−100羽の群れが渡来してもその後は大きな群れが見られません。
群れの一部が伊勢湾内の生息に適した干潟に分散するようです。

ユーラシア大陸東部の限定された地域で繁殖し、
東南アジアからオーストラリア大陸で越冬します。
日本では本州中部以南で少数が越冬するようですが当地での越冬はありません。

ホウロクシギの春の渡りは早いです。
大型シギの中でホウロクシギが最も早く3月10日前後に渡来します。

秋の渡来は8月に入ってからで11月中旬頃渡去します。
3年間の渡去した日を見てみると
2008年11月27日、2009年11月21日、2010年11月12日でした。

撮影:2010.09.07 雲出川河口
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